内側から健康的に美を磨く、オイル美容の魅力(1)
Beauty
2015年3月12日

内側から健康的に美を磨く、オイル美容の魅力(1)

7つのビューティポイントにアプローチ

内側から健康的に美を磨く、オイル美容の魅力(1)

小林ひろ美さんが主宰する「美・ファイン研究所」から昨秋誕生した『SEVEN FLOW(セブン フロー)』シリーズは、内側から輝くような健康的な肌づくりをサポートする自然派スキンケアブランド。
主力アイテムのハーブを凝縮したオイルは、肌なじみがよくさらりとした使い心地で、オイル好きはもとより、オイル初心者のファンも確実に増やしています。
そもそも、「オイル美容の魅力を伝えたくてこのブランドをつくりました」と語るひろ美さん。この反響をみると想いは届いているようですね。となれば、私たちもぜひ知りたい、その魅力。
オイル美容に目覚めたきっかけから、『SEVEN FLOW』シリーズに込めたこだわりなど、4回にわたってじっくりうかがいます。

語り=小林ひろ美文=染谷晴美写真=北原 薫

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オイルをマッサージしながらなじませ、からだのめぐりをよくします

私たちは昨秋、『ニリヤ』につづく新しいオリジナルブランド『SEVEN FLOW(セブン フロー)』シリーズをスタートさせました。細胞に酸素と栄養を供給している血液とリンパ液に着目し、循環をよくすることで、よどまないからだづくりを目指すこのシリーズは現在、ハーブを凝縮した美容オイルの「ハーブ サーキュレイト オイル」を中心に、肌にやさしいゴマージュ洗顔料「マーブル ムース」、特別仕様のスプーン型美顔器「ヴィーナス パッティング」の全3アイテムを展開しています。

ブランド名『SEVEN FLOW』とは、からだのお手入れに重要な7つの部分“足首・ひざ裏・そけい部・腹部・ワキ・鎖骨・耳のうしろ”に由来しています。内側から輝くような健康的な肌を手に入れるためには、からだをふくむトータルケアが大切。リンパの集中するこの7つのポイントにオイルを塗り、マッサージしながらなじませることでからだのめぐりをよくします。

ヴィーナス パッティングは、肌の新陳代謝をアップさせるスキンケア法“スプーンパッティング”用に開発した美顔器であり、マーブル ムースは、肌表面にたまった余分な角質や老廃物を取り除くゴマージュ洗顔料。それぞれに明確な目的があり、もちろん単独で使えるものなのですが、SEVEN FLOWシリーズにおいては黒子的な存在。
オイルをつけた上から刺激を与え、リンパの流れをよりよくするためにスプーン、余分な角質を取り除き、うるおいを与えながらオイルの浸透を最大限に上げるためにゴマージュという具合に、主役であるハーブ サーキュレイト オイルの効果を高めるアイテムという位置づけです。

左から、マーブル ムース、ヴィーナス パッティング、ハーブ サーキュレイト オイル

オイル美容の盛んなヨーロッパでは、美肌人の多くが“マイ オイル”をもっています。あなたはそのオイルがいいと言うけれど、私はここのオイルのほうが好き、とか、私はキンモクセイの花が入っているオイルじゃなきゃいや、とか、それぞれにお気に入りのオイルがあって、いつでもどこでも使えるように、みな、小さなボトルに入れて持ち歩いているんですね。手が乾燥するなと思えば、さっと出して塗る、むくみを感じたら耳の後ろにそっとつける。生活のなかにオイル美容が当たり前のように根づいています。

素敵ですよね。ですから、今回の商品開発にあたっては、いいオイルが手に入ったらオリジナルのマイオイルをつくろうと、当初から考えていたのです。そして完成したのが、このハーブ サーキュレイト オイル。たくさんの方に、オイル美容の魅力を知っていただきたい。SEVEN FLOWシリーズにはそんな思いが詰まっています。

オイル嫌いだった私が、オイル美容に目覚めたきっかけ

なぜオイル美容の魅力を伝えたいかといえば、オイル=べたつくもの、と誤解している人が多いから。私自身、若いころニキビに悩まされたこともあって、以前はオイルに対して抵抗感をもっていました。

オイル美容に目覚めたきっかけ。それは十数年前にさかのぼります。

20代後半のころの私は、がんがん日焼けしていつも真っ黒でした。そして、子育てに追われる日々。お手入れなんて二の次でしたから、とうぜん肌は常に不調。それでも放っておいたため、32歳のときにツケが一度に出てきて、目も当てられないほどひどい状態になってしまったんです。そうなると、人にも会いたくないし、気持ちもどんどん内向きになる。しまいには体調まで崩してしまって、さすがに、このままではいけないと、ようやく重い腰を上げたのが、そもそものはじまり。

とにかくいろいろな美容を試してみたんです。ほとんど自己流でしたけど、200種類近くは試したんじゃないかな。そのなかでいちばん手ごたえを感じたのがオイルでした。

ハーブ サーキュレイト オイル

当時はスカンジナビア政府観光局の仕事をしていて、しょっちゅう、北欧の国々に出かけていたんですね。何度も足を運んでいると、自然と現地に友人もできます。そのなかのひとりが、スウェーデンのミスユニバースにも選ばれた女性。現地ではたいへんな有名人でした。ミスユニバースですから容姿が美しいのは当然です。でも、私が惹かれたのは顔かたちではなくお肌。とにかく美しかった。ただ白いというのではなく、オーラをまとっているというか、内側から発光するような肌で、はじめて会ったときは思わず見惚れてしまったほど。すごいわこの人、ただ者じゃない肌だわ、って(笑)。

いったいどんなお手入れをすればこんなにきれいになれるのか、さっそく尋ねてみました。すると、オイルを使っているのだと教えてくれたのです。当時の日本ではオイルはまだなじみがなく、唯一イメージできたのはベビーオイルくらいだったので、どうもピンとこない。詳しく聞いてみると、それは植物のエキスがいっぱい入った美容のオイルで、彼女が愛用しているのは、『デクレオール』のものでした。薦められるままに使ってみたところ、すごくいい! オイルなのにベタベタせず、肌がやわらかく仕上がる。あーこういうものがあるんだと、そのときはじめて“オイル美容”という言葉を知ったのです。

遠まわりな感じがするけれど、結果的にはとても近道です

彼女はさらにこう言いました。「たとえば、顔にシミがあって悩んでいたとする。そういうとき日本人って、シミに対して一生懸命アプローチするでしょ? 私たちはちがうの。いちばん離れた足首にオイルを塗るの」

それはなぜか。理由を聞いて納得です。からだのなかには老廃物を溜め込むゴミ箱があって、まずはそこを空にしないといけない。空になれば、老廃物がストンと落ちて外に出ていく……。つまり、足首はリンパが集中しているところであり、ここの流れをよくすることで、全身の流れもよくなるわけです。

7つのビューティポイントにアプローチ内側から健康的に美を磨く、オイル美容の魅力(1)

たとえば、原因不明で体調がすぐれないとき、東洋的な治療で頸椎(けいつい)から背骨までを全部まっすぐにしたら改善したという話をよく聞きます。背骨がぐらついていたり、ゆがんでいたりすると、神経もしびれてしまう、ダイエットもうまくいかない、こころも病気になる。でも、樹木と同じで、軸がしっかりしていれば末梢のところまでうまくいく。結局、根本治療をしないとダメなんですね。

SEVEN FLOWのオイルをつける7つのポイント“足首・ひざ裏・そけい部・腹部・ワキ・鎖骨・耳のうしろ”もそう。「顔をきれいにしたいのだから足首なんかにつけていられないわ」と思われるかもしれませんが、まずはつけてみてください。

そうすると、からだのなかのめぐりがよくなって、コリもほぐれるし、よく眠れるようになるし、ポジティブになるし、さまざまな複合的な効果が得られて、その結果として肌の調子もよくなります。

遠まわりな感じがするけれど、じつは急がば回れで、結果的にはとても近道。そのことを、私は10数年前、スウェーデンの友人に教えてもらったのです。

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7つのビューティポイントにアプローチ内側から健康的に美を磨く、オイル美容の魅力(1)

ニリヤ

           
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