アンチエイジングの第一人者Dr. クロード・ショーシャ インタビュー(前編)
「若さを決めるのは、細胞」
アンチエイジングの第一人者Dr. クロード・ショーシャ インタビュー(前編)
アンチエイジングのスペシャリストとして、王族やセレブリティから一般人まで1万人以上の患者を治療してきたDr. クロード・ショーシャ。
2008年10月に本格展開を開始したスキンケアブランド『Dr. クロード・ショーシャ エクストリーム ユース』ラインが話題を呼んでいる。同ラインのすぐれた点はどこか。ドクターにお話を聞いた。
文=津島千佳Photo by Jamandfix(商品)
バイタリティあふれる人生を送るには、すぐれた細胞が必要です
──そもそもスキンケア製品を開発しようとお考えになったきっかけはなんでしょうか?
あなたが鏡を見て年齢を感じたとき、それはどの部分に対してでしょうか? 肌ではありませんか? 日本人ならご理解いただけると思うのですが、私たちフランス人も美しい肌質にこだわる民族です。
ただ、きめ細かな皮膚を保つためにバランスのとれた食事に気をつけたり、十分な睡眠時間をとるなど、内側から美しくなる努力だけでは老化に対抗するには限界があります。そこでエイジングを減速させるには外からのケアも重要だという、私個人の思いが出発点にあります。
アイテムを開発するにあたっては、医者の観点から25年研究をつづけた細胞に着目しました。
──細胞、と聞くと難解なイメージがありますが
人間本来の寿命って何歳だと思いますか? 実は120歳なんです。ただし世界一の長寿国といわれる日本でも、女性の平均寿命は約85歳。それは食物や環境、タバコやアルコールなどにより、寿命は減点方式で縮んでいくのです。
そのエイジングをつかさどるのが、人体を形成する細胞。人体は大きく脳、心臓、内臓の3つにわけることができますが、これは細胞も同じです。細胞の核が脳にあたり、その周りに内蔵と同じ働きをするものがあります。
細胞は栄養素をエネルギーとして、新しい細胞を再生するのですが、50歳ごろをピークに細胞の成長はなだらかな下降線を描きます。できるだけゆっくりとコンディションよく歳をとり、バイタリティあふれる人生を送るのは、すぐれた細胞だからこそ実現できるのです。だから細胞によい栄養与え、エイジングの速度を緩めることが肝心です。
──ミクロな細胞に栄養を与えるって、想像を超えた世界の話でイメージがわきません
そこが『Dr. クロード・ショーシャ エクストリーム ユース』ラインの重要なポイントです。
ナノディスパーション、すなわち成分をナノレベルにすることで、成分が従来の10倍の浸透力をもち、細胞に入りやすい状態にしているのです。
──成分にもこだわりがあるんですよね
質のよい食べ物を食べれば、効果的な栄養分を細胞に与えることができるというのが私の化粧品成分のロジック。皮膚の再生を促すヒアルロン酸にミネラル、ビタミンEやC、フリーラジカルからガードするものなど、細胞の核のなかにある脳がよい状態になる成分を厳選しています。
また中心となる植物エッセンスが血行を改善するので、細胞の循環がよくなります。そうすると細胞が栄養を取り込むスピードも速くなるんですよ。コラーゲンの製造を加速させるマトリキシルは傷口を治癒させる効果がありますし、フィブロネクチンは細胞をガードするようサポートするため、若いころのような弾力ある皮膚になるでしょう。
もとより着色剤、香料、防腐剤などの添加材はできる限り使用していませんので、アレルギーも起こりづらくなっています。
──世界的にみても日本人女性はスキンケア製品に対する目が厳しい民族です。その日本で発売した理由は?
日本とフランスの距離は離れていますが、長い歴史に裏打ちされた伝統を重んじ、食にこだわり、文化的に非常に共通点が多い国同士です。それに冒頭でも少し触れたとおり、日本人とフランス人の美しい肌を尊ぶ文化は近しいものがあります。
世界屈指のコスメリーダー国でもある日本の女性の審美眼は相当なものですが、私もアンチエイジングを25年研究し、自信のある分野。ぜひ日本人にも私の会心作を知ってほしいですね。
写真左から、クレンジング=エクストリーム ユース メイクアップリムーバー、トニック=エクストリーム ユース フローラル トニック、プロテクティブセラム=エクストリーム ユース プロテクティブセラム、アイセラム=エクストリーム ユース アイセラム、リペアリングセラム=エクストリーム ユース リペアリングセラム
コージンバイオ株式会社
0120-84-3781
http://www.lcdpi.net/
Profile
Dr.クロード・ショーシャ
1945年、フランス・ローデ生まれ。モンペリエ大学医学部卒業後、母校の助教授を務め、免疫学、生物学、スポーツ医学の分野で医学博士号を取得する。
1980年、国際予防抗加齢医学研究所ならびに、ラ・クリニーク・ドゥ・パリを設立。アジアをはじめ、アメリカ、ヨーロッパにも事業を展開。
抗酸化対策、細胞損害、細胞浸透性と、DNA損傷などの課題に日々取り組み、予防抗加齢医学の第一人者として活躍中。