INFINITI ESSENCE|ハイブリッドの流麗なクーペ
INFINITI ESSENCE
ハイブリッドの流麗なクーペ
日産の高級車ブランドとして知られるインフィニティが、ジュネーブ国際自動車ショーでコンセプトカー、「エッセンス」を発表した。
文=ジラフ
V6直噴ターボとモーター、トータルで600psを発生
このコンセプトカーはインフィニティブランド誕生20周年を記念したモデル。そのエクステリアは、ロングノーズ&ショートデッキを採用し、前後のふくよかなオーバーフェンダーは往年のスポーツカーの雰囲気を醸し出している。またヘッドライトにはインフィニティの従来モデルと共通のL字型ライトを採用。22インチのアルミホイール、リアのステンレス製スポイラー、特徴的なグリルまわりとあいまって、非常にスポーティな印象を与える。
ボディサイズは全長4720×全幅1960×全高1310mm。ホイールベースは2800mm。パワーユニットには、日産スカイラインクーペにも採用される3.7リッターV6を直噴ツインターボ化したものが搭載される。ここに最高出力160ps、最大トルク51kgmを発生する小型軽量&高出力の「3Dモーター」が組み合わされる。内燃機関での最高出力440psと合わせたトータル値は600psを実現。ベースエンジンよりも267psもスペックが向上しているというから驚きだ。
ルイ ヴィトンとのコラボから生まれた専用ブリーフケース
モーター用2次電池はリチウムイオンバッテリーを採用。もちろん回生ブレーキも装備され、減速時にはバッテリーへの充電が行われる。低速域や低負荷域ではモーター単独での走行も可能だという。
室内は大型センターコンソールで二分された、2シーターとなる。インテリアにはレザーやウッド、アルカンターラなど最上の素材が奢られている。またトランクには、ルイ ヴィトンとのコラボレーションから生まれた大小3つの専用ブリーフケースが収まり、大人2名分の荷物がキッチリ収納可能となっている。
市販計画については、現在のところ明らかにされていないが、是非ともリリースを期待したいモデルが誕生した。