GYOKUSENDO|JTQ 谷川じゅんじ氏プロデュースによる鎚起和器「月」誕生
DESIGN / PRODUCT
2015年1月22日

GYOKUSENDO|JTQ 谷川じゅんじ氏プロデュースによる鎚起和器「月」誕生

GYOKUSENDO|玉川堂

JTQ 谷川じゅんじ氏プロデュース

鎚起和器「月」が9月1日(月)より発売

JTQ代表の谷川じゅんじ氏が、アーティスティックディレクターとして「玉川堂」とコラボレーションし、企画から総合的にプロデュースしたアートピース、鎚起和器「月」。9月1日(月)より世界限定100個のリミテッドエディションとして販売がスタートした。

Text by WATANABE Reiko(OPENERS)

工芸品を超えた、あたらしい未来と可能性を切りひらく現代のアートピース

「空間をメディアにしたメッセージの伝達」をテーマに、コミュニケーション領域全般でのブランディングプロモーションをおこない、過去に老舗シャンパンメゾン「KRUG(クリュッグ)」とともにボトルクーラーの制作を手がけたこともある、JTQ代表の谷川じゅんじ氏。このたび、新潟・燕三条の無形文化財・鎚起銅器の老舗「玉川堂」とコラボレーションをおこない、工芸品を超えた、あたらしい未来と可能性を切りひらく現代のアートピース“鎚起和器「月」”を生み出した。

世界中の人びとが同じようにイメージできる、絶えることのない月の満ち欠けをモチーフに、満月から半月、新月へと変わる月の姿をひとつのカタチのなかに織り込んだ、鎚起和器「月」。鎚起の匠と鋳物の匠が技術を競いながら、クラフツマンシップと実用性を高次元で実現したこの器は、あるときはボトルクーラーとして、またあるときは花器やインテリアオブジェとしても使用できる。

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今回のコラボレーションの意図について、谷川氏はこう語る。

「アートピースとしての工藝品。こんなアイデアを思いついたのは2年前でした。日本の匠の代表的存在のひとつとして、燕三条に200年前から伝わる鎚起銅器を手掛ける玉川堂とともに、あたらしい視点をもつアートピースとして、この鎚起和器『月』は生まれました。鎚起銅器の技術をベースに鋳物・磨きの技術を織り込み、唯一無二の器を創りました。日本のクラフツマンシップが生み出したあなただけの“月”を愛でながら、どうぞ一番大切なものを活けてみてください」

なお、鎚起和器「月」の購入者特典として、エディションカードとともに、コンセプトブックが付属する。本作誕生までのストーリーを、工場での制作風景や燕三条の写真とともにまとめ、登録文化財にも指定されている玉川堂の工場や、金属加工の街として知られる燕三条の風土や技術の数々を、撮り下ろし写真によって紹介。鎚起和器の世界観が見事に表現されている。

元来、異なる素材や技法を和ませ磨き上げることを意味する「和」という言葉。それに導かれるように、全国のさまざまな伝統工芸や究極技法をピックアップし掛け合わせ、手作りの至高品をともに生み出した谷川氏と玉川堂の競艶に注目したい。

谷川じゅんじ 鎚起和器「月」

サイズ|W27 × D22 × H26 cm
重量|7.5kg
素材|銅・ステンレス
価格|45万円(税抜・国内価格)

株式会社 玉川堂
Tel. 0256-62-2015
info@gyokusendo.com

玉川堂青山店
東京都港区南青山5-11-5住友南青山ビル1F
定休日|火曜日
営業時間|11:00~20:00

           
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