Diary-T 139 ひと味
Lounge
2015年5月8日

Diary-T 139 ひと味

Diary-T

Diary-T 139 ひと味

文・アートワーク=桑原茂一

PIRATE RADIO来週のON AIRデーターが届いた。

DJは高木康行だ。

キャリアのある選曲はひと味ちがうのだ。
たたみ込むようにこれでもかこれでもかと楽しませてくれる。
現場主義には嘘がないのがバウンスしながら聞いていてもきっちり分かる。
いってみれば選曲は誰でもできる。しかしできるのは自分のための選曲であって、誰か複数のひとたち聞かせるには技術もキャリアもとくにほかにないセンスは問われるのだ。誰が回してもおなじなら選曲する意味すらない。ほかにないセンスが問われるのはあらためていうまでもないがどんな分野もおなじ。そうなんだよ。彼は、高木康行は、
djなんて意味も言葉もないころ、高校生で、もう回していたんだよ。たしか西麻布のピカソかその前か、だったと思うが……当時もいまも親しく話したことはないが、高校生でdjか~時代がすごい勢いで変わっているんだとくすぐったい思いをしたのを覚えている。こうして彼のことを語っていても相変わらず交流はないのだが、ネイバーのオープニングでほんとうに久しぶりあって選曲の確認ができたことがうれしかった。あのときの笑顔の通りさすがの選曲だ。生きてるかぎり選曲がおもしろくなる。というか面白く生きている奴の選曲にグッと来るのはそれこそ生きる本質だ。つまりそれがもてるということだろうな。仕事でも恋愛でも。さ。
そうそう、確か彼は人気スタイリストで、人気写真家。こうしてはじめて高木くんの選曲をじっくり聞いてわかったのは、いま高木康行がスタイリングも写真も人気があるのは当たり前だろうなということ。こんな風に都会的で洒落たセンスのグッとくる選曲にその答えがちゃんとあるということ。かっこいい。

でもなんだか懐かしくなるのは俺だけか……

高木康行
http://www.tkklab.com/home/index.html

ON AIR 10/11(火) : InterFM「桑原茂一のPIRATE RADIO」#91高木康行 編

10月22日(土) TOKYO PHOTOGRAPHER'S LOUNGE in ディクショナリー倶楽部

tokyophotographerslounge
http://www.clubking.com/topics/archives/02event/tokyo_photographers_lounge_in.php

D-T139 dic142 cover red

ヒロ杉山&エンライトメント作品を少し触りました。

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