Audi|アウディ RS5 日本販売開始
Audi RS5|アウディ RS5
450psを誇るシリーズ最強のクーペが登場
アウディ ジャパンは9月13日、A5シリーズの頂点に君臨する高性能スポーツクーペ「RS5」を発表、同日からアウディ正規販売店をつうじて販売を開始した。
文=竹下元太郎
初4.2リッターV8+7段Sトロニック、そして進化したクアトロ
アウディ A5がベースの高性能モデルには「S5」があるが、今回発表された「RS5」はそれを上まわる、シリーズ最強のパフォーマンスがあたえられている。S5で354psを発揮していた4.2リッターV8 FSIエンジンは、R8すら凌駕する450psまで強化されており、わずか4.6秒で100km/hに到達する。
また、S5では6段ティプトロニックだったトランスミッションも、いよいよ7段のSトロニック(ツインクラッチギアボックス)に進化した。なお、4.2リッターV8ユニットと7段Sトロニックの組みあわせは、このRS5がはじめてである。
さらにRS5では、クワトロ4WDシステムがクラウンギア式センターデフを採用した新世代のものに移行した。この機械式デフは軽量でコンパクトなのが特徴で、デフ単体で従来比2kgの軽量化を達成している。それと同時に、路面状況におうじて駆動力を前輪に最大で70パーセント、後輪に85パーセントと、よりおおきく変化させることが可能となった(通常時は前輪40パーセント、後輪60パーセント)。
4輪の駆動力を最適化するトルクベクタリングシステムや、左右リアタイヤの駆動力配分を可変制御するスポーツディファレンシャルとあわせ、シリーズ最強のモデルにふさわしい高次元なドライビングダイナミクスを実現している。
迫力のエクステリア、価格1204万円
エクステリアにもRS5専用のデザインが数多く取りいれられている。シングルフレームグリルがアンスラサイトグレーカラーのダイヤモンドルック(六角形の格子)となり、スポーティなデザインのフロントバンパーが採用されたほか、トランクリッドには電動昇降式のリアスポイラーが組みこまれた。これは120km/h以上で上昇し、80km/h以下で格納されるもの。ドライバーが任意にスイッチ操作で昇降させることもできる。