DIESEL|ニコラ・フォルミケッティが再起動させる、「DIESEL」の最新プロジェクト
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ニコラ・フォルミケッティが再起動させる、「DIESEL」の最新プロジェクト
2013年の秋冬シーズンより、ディーゼル アーティスティック ディレクターに就任したニコラ・フォルミケッティ。レディー・ガガの元スタイリストであり、あの生肉ドレスを手がけたことでも知られている。その他、これまでに人気ブランドのファッションデザイナーやファッションディレクターとして、また、キャラクター・レーベルの「ニコパンダ」を立ち上げるなど、その活躍は多岐に渡っている。そんな彼が立ちあげた「#DIESELREBOOT」の一環である「#DIESELTRIBUTE COLLECTION」について聞いた。
Text by TOMIYAMA Eizaburo
「まったく新しい“DIESEL(ディーゼル)のコミュニティ”を作りたい」
──今回どのような経緯で「DIESEL」のアーティスティック・ディレクターに?
レンツォ(ディーゼル創始者であり社長)から話があり、そこからすべてが始まったんです。
──その話を聞いたとき、最初の心境はどのようなものでしたか。
「夢が叶った!」と言っても過言ではなかった。心の底から嬉しかったですね。いまもまだ、そのフレッシュな気持ちを持ち続けています。いままでに培った経験や知識を、こんなにも大きなプロジェクトに注ぎ込むことができるというのは、本当にエキサイティングなことだと思います。
──これまで、「DIESEL」にどのようなイメージをもっていましたか。
僕がロンドンに引っ越した、1990年代の印象が強いですね。当時の「DIESEL」といえば、他のブランドとは比べものにならないほどクールな存在でしたから。
──レンツォのオファーを受ける際、「DIESEL」がイタリアのブランドであることは、ポジティブな要素でしたか?
もちろん! 僕にはイタリア人の血が流れていますし、パスタも大好きですから(笑)
──「#DISELREBOOT」を進めるにあたり、どんなコンセプトで世界観を構築しようと考えましたか。
ソーシャルメディアを最大限に活かして、いうならば、“DIESEL ARMY”のような全く新しい“ディーゼルのコミュニティ”を作りたいと思ったんです。
──2013年秋冬の広告キャンペーンに起用した18人は、どのようなコンセプト&視点で選んだのですか。
キャスティングした彼らは、皆それぞれが信じる物事に対して突き進むことができる、エキサイティングな個性を持ち合わせた人たちばかりです。
──そのなかには、水原希子さんもいらっしゃいますが、彼女の魅力はどこにあると思いますか。
彼女の生き方そのものが素晴らしいんです。仕事熱心なだけでなく、彼女はいつだって人生そのものを楽しんでいますから。
「#DIESELTRIBUTE COLLECTIONは、
ブランドの歴史に対する僕なりのオマージュ」
──今回の「#DIESELTRIBUTE COLLECTION」は、デニムを扱ったものが多いですが、デザインを手がけて、どのように感じられましたか?
「ディーゼル」が築き上げてきた35年の歴史に対する僕なりのオマージュを、このコレクションに集約させてみました。
──「#DIESELTRIBUTE COLLECTION」はどんな人たちに着てほしいと思いますか?
独特な世界観や生き方を持ち合わせた人たちに着てもらいたいですね。
──いまの日本のファッションシーンをどのようにとらえていますか。
日本の人たちは世界中の誰よりもファッションが大好きですし、僕はそのことを誇りに思っています。でも、時折「ファッションとは、リスクを負わなければ思いっきり楽しむことはできないもの」でもあると思っています。
<MENS>
<WOMENS>
──「DIESEL」以外のプロジェクトのオファーも多いと思いますが、新しい取組みをするときのスタンスや判断基準はありますか。
自分自身の気持ちに正直に、そして誠実でいることですね。何をやるにしても、僕はそれぞれのプロジェクトを通して“楽しむ”というスタンスが重要なんです。
──最後に、「#DISELREBOOT」を注目しているファンにメッセージを。
皆さんのあらゆるサポートに心から感謝しています。しっかりと恩返しするためにも、日々、自分のベスト中のベストを尽くしてがんばっています。今後、あらゆるものをすべて“reboot”しますから、楽しみにしていてください! xx
Nicola Formichetti|ニコラ・フォルミケッティ
1977年生まれ。静岡県沼津市にて、日本でイタリア人の父と日本人の母と間に生まれる。ファッション雑誌のエディターを経て、さまざまなブランドのファッションディレクターをして国際的に活躍。2013年4月、「ディーゼル」アーティスティック ディレクターに就任。
ディーゼル ジャパン
0120-55-1978
#DIESELTRIBUTE
http://www.diesel.co.jp/collection/tribute/
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