WRAPINKNOT｜ラッピンノット

「陰影（シャドウ）」を表現した2013年秋冬コレクション

日本製ニットウェアの最新形

日本製のニットウェアを現代的に解釈し、季節にあわせたニット素材と、他素材との組み合わせを経験に裏打ちされた技術によって形成する注目ブランド「WRAPINKNOT（ラッピンノット）」。今すぐ手にとって着たくなるリアルクローズとしての最新ニットを、WRAPINKNOT CREATIVE TEAMが解説する。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

メンズ、ウィメンズのリアルクローズに、ブランドの個性と技術を融合

――2013-14年秋冬コレクションのテーマ／コンセプトは？

2013年秋冬は、イタリア糸のカシミアを中心に、ニット編み組織による凹凸、生地の裏表、異素材の同系色使いによって生まれる「陰影（シャドウ）」を表現しました。メンズ、ウィメンズのリアルクローズにラッピンノットの個性と技術を融合させ提案します。

――今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは？

ニットの上質感、テーマである「シャドウ」感、シックななかにも温かみのあるライティング。

――今シーズンのキールック（コーディネイト）は？

ラッピンノットのブランドカラー「グレー・ネイビー」をコートとパンツで、スッキリまとめつつ、リバーシブルコートの裏面の淡いブルーと、カーディガン・ニットキャップのロイヤルブルーで差し色トーン・オン・トーンをコーディネイトして見せています。コート丈、パンツ丈とシューズのバランスもポイント。

ラッピンノットを通じて、日本の物作りの素晴らしさを知ってほしい

――キーアイテムとキーカラーは？

キーアイテムは、シーズンテーマ「シャドウ」を表現したニット。キーカラーは、ブランドカラーの「グレー・ネイビー」にくわえ、今季は「ベージュ・カーキ」でシックに。

――今シーズンこだわった「素材」は？

すべてこだわっていますが、とくにイタリア糸のカシミアは、イタリアならではの絶妙な染め色が特徴です。ロイヤルブルー、パールホワイト、ウッドスモークがとくにオススメです。

――デザイナーの仕事のやりがいとは？

ファクトリーブランドの企画・デザインという意味において、とくに生産に携わっていただいているすべての方々の思いを、デザインや色で表現して、消費者の方々が心を躍らせる。そして長く愛用いただけるものを世の中に送り出し、それらの商品を消費者の方々に認めていただくことで、生産に携わる人びとがまたがんばれるという、ファッションの良いサイクルを生み出す一端を担っていることがやりがいです。

――ファンにメッセージを。

ラッピンノットを通じて、日本の物作りの素晴らしさを知っていただけたら幸いです。

＜主な取り扱い店＞
rumors、BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS、WISM、STUDIOUS,URBAN RESEARCHなど

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