いっそう高まったカブリオレの魅力

ポルシェは、11月20からアメリカで開催される「ロサンゼルスモーターショー」で、「911 ターボ カブリオレ」と「911 ターボS カブリオレ」、ふたつの新型モデルのワールドプレミアをおこなうことを発表。そして本日、そのデビューに先駆け国内での予約受付を開始した。

タイプ991と呼ばれる現行の「ポルシェ911」が登場したのは、2011年9月フランクフルトモーターショーでのこと。それから2年の歳月を経て、今回満を持しての登場となった。

911ターボ カブリオレに搭載される3.8リッター6気筒ターボエンジンの最高出力は520ps（383kW）、そして911ターボSカブリオレは560ps（412kW）を発生。先に登場したターボのクーペモデルと、ほぼ同等の性能をもつ。

0-100km/h加速タイムは、3.5秒と3.2秒とそれぞれコンマ1秒遅れるものの、代わりに手に入れたオープンエアの喜びに比べると、その数値にたいした意味はない。また、燃料消費量はどちらも9.9リッター/100km（NEDCにおけるCO2排出量231g/km）と、10リッターを下回る燃費の良さも見逃せないポイントである。

ルーフに関しては、もちろんポルシェの伝統に則り、キャンバス素材のソフトトップを採用。50km/h以下での走行時に操作可能で、トップの開閉に要する時間は、先代モデル同様、約13秒だ。

なお、価格は911 ターボ カブリオレが2,249万円、911 ターボS カブリオレが2,710万円。トランスミッションはどちらも7段PDKが組み合わされる。

また、おなじ日に開催される東京モーターショーにも出展され、ジャパンプレミアを果たす。

Porsche 911 Turbo Cabriolet｜ポルシェ 911 ターボ カブリオレ
ボディサイズ｜全長 4,506 × 全幅 1,880 × 全高 1,292 mm
ホイールベース｜2,450 mm
エンジン｜3,800 cc 水平対抗6気筒 ターボ
最高出力｜ 383 kW（520 ps）/ 6,000-6,500 rpm
最大トルク｜660 Nm / 1,950-5,000 rpm
最大トルク（オーバーブースト時）｜710 Nm / 2,100-4,250 rpm
トランスミッション｜7段オートマチック（7PDK）
駆動方式｜4WD
タイヤ｜225/50R17
0-100km/h加速｜3.5 秒（スポーツ・プラスでは3.3秒）
最高速度｜315 km/h
燃費｜9.9 ℓ/100km
CO2排出量｜231 g/km
価格｜2,249 万円

Porsche 911 Turbo S Cabriolet｜ポルシェ 911 ターボ S カブリオレ
ボディサイズ｜全長 4,506 × 全幅 1,880 × 全高 1,292 mm
ホイールベース｜2,450 mm
エンジン｜3,800 cc 水平対抗6気筒 ターボ
最高出力｜ 412 kW（560 ps）/ 6,500-6,750 rpm
最大トルク｜700 Nm / 2,100-4,250 rpm
最大トルク（オーバーブースト時）｜750 Nm / 2,200-4,000 rpm
トランスミッション｜7段オートマチック（7PDK）
駆動方式｜4WD
タイヤ｜225/50R17
0-100km/h加速｜3.2 秒（スポーツ・プラスでは3.3秒）
最高速度｜318 km/h
燃費｜9.9 ℓ/100km
CO2排出量｜231 g/km
価格｜2,710 万円