HANKYU MEN’S TOKYO|9月は、大人の男の黒“アーバンブラック”を愉しむ
今秋は、上品で深みのある、落ち着きある黒へと進化
大人の男──黒“アーバンブラック”を愉しむ(1)
シーズンごとに、男性ファッション各誌でテーマとして取り上げられることの多い、男らしさの象徴的な色である「黒」──阪急メンズ東京では初となるテーマ“アーバンブラック”が秋の第一幕を美しく飾る。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by JAMANDFIX (STILL)Photographs by SHIMOYAMA Nobuhiro (INTERVIEW)
冷たくソリッドな黒ではなく、素材感とレイヤードを楽しむ黒
今回、阪急メンズ東京が打ち出すテーマ“アーバンブラック”は、“大人の男の黒”の魅力をエレガントに追求するもの。阪急紳士雑貨商品部長の寄川博之氏は、「ドレスからカジュアルまで浸透している黒ですが、じつは簡単そうで難しい色。着こなしにおいて扱いが難しい黒に、阪急メンズとして初めてチャレンジします」という。
「80年代初頭のパリコレクションで、コム デ ギャルソンやワイズが全身黒のファッションを打ち出し、“黒の衝撃”とか“カラス族”などといわれた時期がありました。以来、ファッションにおける黒は、幾度かのトレンドを経てさまざまなアイテムに浸透してきています。現在では、クルマや家電製品、PC、タブレットをはじめ、日用品や、ハンバーガーのような食べものにまで黒が登場し、まわりを見渡せば、好んで黒を選んでいたりします。
今回は、80年代のファッションとしての黒ではなく、ライフスタイルの一環としての黒に着目。“全身黒”ではなく、ネイビーやブルーをアクセントに使いながら、自分の生活や意識に根ざしたスマートな黒の提案をおこなっていきます」と寄川氏。
とくに、「冷たくソリッドな黒ではなく、秋冬ならではの上品で温もり感のある素材を、上手に重ねていく」のが醍醐味のひとつになるという。
都会のジャズバー。大人同士の時間の過ごし方
また、テーマの“アーバンブラック”のアーバンについては、「ファッションにおける黒は、従来の強い光沢や無骨な表情のものから、上品で深みのある落ち着きある大人の黒へ進化しています。そうした装いが似合うオケージョンは、お酒、時間、そして音楽が楽しめるジャズバー。男同士で、カップルで、上品な黒をさり気なく取り入れた着こなしで、洗練された時を共有する楽しみを提案します」
また、「服の形でいえば、決して奇をてらわず、クラシックでベーシックなものが主流ですが、それにマットな素材感をのせたものがとてもエレガントだったり、良い素材の良いモノをもつ楽しみが生まれるのも、今シーズンの黒の特徴です」と語る。
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黒のドレスアップスタイル&素材ミックスのセットアップスタイル
大人の男──黒“アーバンブラック”を愉しむ(2)
ドレスアップスタイルの秘訣は?
さらに、阪急紳士雑貨商品部長の寄川博之氏は、「都会的で洗練された男性像と黒をかけ合わせてスタイリッシュにするには、素材感のミックスも大きなポイントになります。黒の着こなしというと、どうしても礼服やホストのイメージが強いもの。存在感をアピールする、あるいは同一化する方向で考えられがちですが、阪急メンズが提案する大人の黒は、黒を使ったドレスアップスタイル。同素材を使ったスーツやセットアップはすっきりした印象をあたえますが、おしゃれに見せるのなら、たとえば黒のレザーアウターに、黒のウールやコットンのインナー、そして黒デニムなど、素材や質感のちがいを上手に組み合わせて、上品で落ち着いた黒を演出してください」
また、身のまわりのものとしてのスマートフォンケースや財布、ベルトなど革小物も黒の素材バリエーションが充実。「贅たくなエキゾチックレザーから、高級なスムースレザーなどまで、自分の好みを発揮して、ツヤっぽい黒の世界もお楽しみください」と寄川氏。
阪急メンズ限定アイテムで、“大人の黒”を楽しむ
“アーバンブラック”のテーマで注目したいのは、最高品質の服地といわれる「ドーメル」の生地を今シーズンから使用する「タケオキクチ」や、オンワード樫山のオリジナルブランド「五大陸×ドーメル」の限定コレクション「London Shrunk」。また「ケント&カーウェン」からは阪急限定のブラックコーデュロイを使用したジャケットが、「ニューヨーカー」からもホームスパンで、ジャージ素材の阪急メンズ限定スーツが登場。
また、「ジースター ロゥ」のナイロンブルゾンや、「エポカ ウォモ」のレザージャケット、「マッキントッシュ フィロソフィー」のクールマックスを使用したブラックデニムがラインナップ。イタリア発のシャツブランド「ナラカミーチェ ウォモ」の阪急メンズ東京限定品番のプリーツシャツなど、“大人の黒”アイテムがブランドを超えて集まっている。
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黒をテーマにした阪急メンズ東京の別注アイテム
大人の男──黒“アーバンブラック”を愉しむ(3)
“ツヤ黒”小物を使いこなせ
今回、阪急メンズ東京が提案する“アーバンブラック”では、スタイリングをサポートする小物たちの役割も重要。バッグや靴など着こなしに欠かせないものはもちろん、カフリンクスやブレスレット、さらにフレグランスまで、男の色気を演出するアイテムも、黒なら取り入れやすい。
とくにお薦めしたいのは、「トゥミ」のバリスティックナイロン素材バッグ発売30周年を記念して、日本限定のカプセルコレクションとして企画されたトートバッグ。阪急メンズ東京限定トートは、ナイロン×パテントレザーの組み合わせで、トゥミの歴史にあらたなページが刻まれるような斬新なデザインに注目だ。
また、バッグブランド「デュモンクス」で人気の“Legato”シリーズのブラックの阪急別注や、おなじくバッグブランド「ザネラート」からは、イタリア郵政省公認のメイルバッグ“POSTINA(ポスティーナ)”のサイドをグレースウェードに切り替えた、阪急メンズ東京別注がリリースされる。
靴から香水まで“アーバンブラック”
靴では、これからのシーズン活躍まちがいなしのパリの老舗靴ブランド「サルトル」のジョッパー・サイドゴアブーツやウィングチップが面白い。またアクセサリーでは、秋のテーマ“アーバンブラック”に合わせて、チタン×オニキス、シルバー925×オニキスのデザインを展開するカフリンクスデザイナー「タテオシアン」の2013年秋冬の新作、さらに、ジュエリーブランド「イノーヴェ」からは今話題のイタリア製テニスブレスレットにも“アーバンブラック”に沿ったシルバー925にキュービックジルコニアを配したブラックが特別に登場する。
さらに寄川氏は、「クロケット&ジョーンズでは、阪急別注のオリジナルチャッカブーツや、東京で人気の高いマグナーニからも別注が登場します。靴のプレステージラインをリペアしながら長く履くことも男の楽しみの一つ。ぜひお気に入りの黒をお求めください」とメッセージ。
また、大人気の阪急メンズ東京1階・フレグランスコーナーからは、オードパルファム「ラブ イン ブラック」をチョイス。このエクスクルーシヴな香りは、6代目調香師のオリビエ・クリードが、純愛の香り「ラブ イン ホワイト」と相反する“誘惑”を表現したもの。上品な装いのなかに避けがたい魅惑を秘めた、光を集める漆黒のボトルは、クリード家の香りをさらにミステリアスに演出する。そのボトルネックにはイブニングドレスをまとった女性の放つ魅力をたたえ、黒のベルベットリボンがあしらわれている。
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秋の立ち上がりは、阪急メンズ東京のイベントとともに
“アーバンブラック”イベント&ニューオープン
セレブリティ愛用のラグジュアリーブランドがオープン!
ニューオープン① 8月24日(土)、バルマン オム誕生
8月24日(土)、デザイナーOlivier Rousteing(オリヴィエ・ ルスタン)が手がけるフランスのラグジュアリーブランド「BALMAIN HOMME(バルマン オム)」が阪急メンズ東京2階にオープン。本来の魅力的なコレクションにくわえ、プルオーバーやデニムパンツなど、阪急メンズ限定商品も展開する。
ニューオープン② 8月24日(土)、DOUBLE STANDARD CLOTHING/him登場
8月24日(土)、阪急メンズ東京6階に「DOUBLE STANDARD CLOTHING/him(ダルブスタンダードクロージング/ヒム)」がオープン。1999年に創業し、モダンとクラシック、クールとエモーショナルなど“対”になるスタイルを独自の感性で融合させ、オリジナルスタイルを提案しているブランドだ。しなやかで艶のあるイタリア製生地を使用し、メイド・イン・ジャパンにこだわって丁寧に作られているのが魅力となっている。
大人の黒の世界を表現する、YAMAHAのバイク&楽器
「メンズクラブ×阪急メンズ東京 アーバンブラック スペシャルウィーク」
2013年9月4日(水)~9月10日(火)
夜の都会を洗練された大人のバイクで駆け抜ける。心地良いジャズに耳を傾けながら、ビジネスから離れて自分だけの時間を過ごす。今に生きる大人の、都会的な装いとしての“ブラック”スタイリングに溶け込むふたつのシーンを象徴するYAMAHAのバイク「TMAX530 BLACK MAX」とYAMAHAの楽器を、“アーバンブラック”なファッションとともに展開する。
9月7日(土)16:00~17:00 ワンデイスペシャルステージ
“アーバンブラック”の上質な大人の世界観を表現するスペシャルステージを阪急メンズ東京1階で開催。バイクと楽器、ふたつのYAMAHAから極上のジャズライブをお届けする。
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