Patek Philippe|2013年新作ウォッチ、バーゼル現地レポート
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年3月23日

Patek Philippe|2013年新作ウォッチ、バーゼル現地レポート

Patek Philippe|パテック フィリップ

2013年新作ウォッチ、バーゼル現地レポート

機械式腕時計の世界に興味を持つすべての人へ

時計界のトップに君臨し、いつかは手にしたい憧れの時計ブランドとして、世界中の好事家を魅了するウォッチブランド「パテック フィリップ」。2013年のバーゼルワールドでは、もっとも人気の高い丸型コレクションの「カラトラバ」に、開閉式のケースバックを採用した「カラトラバ Ref.5227」を発表。永遠不滅の基本スタイルに、新たな一歩を踏み出した魅力的なモデルが登場した。

Text by SHIBUYA Yasuhito

永遠不滅の基本スタイルに新たな一歩

スイス時計界の頂点に位置するパテック フィリップ。その人気は、好景気で沸騰する時計業界のなかでさらに上昇。いつかは手にしたい憧れの時計ブランドとして、その認知度は高まるばかりだ。もちろん日本市場でも、百貨店を中心にその売り上げは極めて好調で、希望のモデルを手にするためにはかなりの時間を要することもある。

だが、パテック フィリップはこの状況でも決しておごることなく、自らが定義する高級時計の世界の進化・発展に真摯に取り組んでいる。

改めて言うまでもないことだがパテック フィリップの魅力は、美しい輝きで“宝石のようだ”と賞賛される、伝統的な職人技と最新技術の融合から生まれた機械式ムーブメントにある。針やインジケーターなど、文字盤の表示要素が多いコンプリケーションでも整然と端正な印象で、ひと目でパテック フィリップとわかる永遠不滅の基本スタイルを特徴とする。

2013年は、もっとも人気の高い丸型コレクションの「カラトラバ」に、この基本スタイルから新たな一歩を踏み出した魅力的なモデルが登場した。

Patek Philippe|パテック フィリップ 02

カラトラバ Ref.5227

Patek Philippe|パテック フィリップ 03

新開発のインビジブル・ヒンジを採用した「カラトラバ Ref.5227」の開閉式裏蓋

古今東西、あらゆる時計を知り尽くした人間がひと目見ただけで“手に入れたい”と思うカラトラバ伝統の美しいシンプルスタイルに、ケースバックが開閉式の“オフィサーモデル”の魅力的な仕掛けを融合した「カラトラバ Ref.5227」だ。

従来のオフィサーモデルと同様に、ケースの裏側の扉(蓋)を開けることで、サファイヤクリスタルで保護された、宝石のように仕上げられた自動巻きムーブメントの姿を楽しむことができるのだが、新開発のインビジブル・ヒンジの採用で表側から見ただけではとても裏蓋開閉式とは思えない。しかも、実物を手にしても、裏蓋開閉用のツメが驚くほど小さく、ケース厚も薄いので、本当に開閉式とはおもえない精密で巧妙な造りになっている。

実際、バーゼルフェアにおけるプレスカンファレンス後の実物との対面で、筆者も思わず裏蓋のツメを探してしまったほど。

また、アールデコ・スタイルの優雅な角型ケースが特徴のゴンドーロ・コレクションに新登場のロングリザーブ・モデル「8日巻ゴンドーロ Ref.5200」や、カラトラバ・コレクションに新たに加わったレディスのムーンフェイズ表示付きモデル「Ref.7121」も、メカニズムとスタイルの両面でパテック フィリップのファンに限らず、機械式腕時計の世界に興味を持つすべての人にとって見逃せない逸品だ。

Patek Philippe|パテック フィリップ 04

ゴンドーロ Ref.5200

New Model 2013

カラトラバ Ref.5227

Calatrava Ref. 5227|
カラトラバ Ref.5227

8日巻ゴンドーロ Ref.5200

Ref. 5200 Gondolo 8 Days,
Day & Date Indication|
8日巻ゴンドーロ Ref.5200

カラトラバ Ref.7121

Calatrava Ref. 7121|
カラトラバ Ref.7121

パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
Tel. 03-3255-8109
http://www.patek.com

           
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