adidas|“未知なる走り”を体感できる最新ランニングシューズ「energy boost」
adidas|アディダス
“未知なる走り”を体感できる、すべてのランナーのための最高の一足が誕生
最新ランニングシューズ「energy boost」世界同時発売
アディダス創業者アドルフ・ダスラーの“すべてのアスリートのために最高の一足を提供する”という思想を見事に受け継ぎ実現した最新ランニングシューズ「energy boost(エナジー ブースト)」が、2月27日より世界同時発売された。全国のアディダス直営店、adidas ONLINE SHOP、adidas RUNBASE、アディダス取り扱い店舗で購入できる。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
第一弾モデルの国内取り扱い数は2万足限定!
ランニングシューズ「エナジー ブースト」の最大の特徴は、“衝撃吸収”と“反発”の相反するふたつの機能を兼ね備えた新素材 「BOOST™ フォーム(ブースト フォーム)」を、世界で初めて採用したことにある。
アディダスと、アディダスの研究機関「a.i.t.(adidas innovation team)」、さらにドイツに拠点を置く化学会社で、アディダスのテクノロジーパートナーであるBASF(ビーエーエスエフ)社の共同開発によってこの画期的なソール素材ブースト フォームが誕生した。
開発から3年を経て、画期的な新素材“E-TPU”が完成
シューズのミッドソール部分は、1960年代後半以降より、形状の加工がしやすいEVA (Ethylence-Vinyl Acetate:エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)素材が主に使われた。EVAは、別素材を複合的に付加することで衝撃吸収や反発の機能を高めるなど汎用性の高い素材だが、外気温による硬度変化や耐久性能の面で課題があった。
そこでアディダスは、汎用性の高い高分子素材、TPU(Thermoplastic Polyurethane:熱可塑性ポリウレタンエラストマー)素材に着目。軽量性や耐久性、衝撃強度のみならず、低温屈曲性や幅広い温度帯での弾性にも優れるTPUを一度発泡させてから素材を成形するというあたらしい素材の成型方法を発案した。
BASF社のTPUを粒子状(ペレット)に一粒一粒発泡させた状態の“E-TPU”を、高圧特殊製法によってソール型に成形。CELL(セル=細胞)状の発泡形状を残しつつ集合体として成形することで、立体的で発泡形状が印象に残る個性的な質感のソールが誕生した。
開発から3年を経た2010年に“E-TPU”が完成し、シューズの試し履きや試走、付帯素材の改良を繰り返してエナジー ブーストが完成した。
500kmの走行後でもソールの劣化がしづらい高耐久性素材
発泡された個々の“E-TPU”内に微細で均一な独立気泡を閉じ込め、小さなエネルギーカプセルとなるセルの個々が発泡し、連結しているブースト フォームは、長期に渡って衝撃吸収と反発の機能を両立。今回発売されたランニングシューズ「エナジー ブースト」では、ブースト フォームが単一素材としてソール全体に配置されていることで、接地してすぐに反発機能が働くので、地面との接触時間が短くなり、弾むような快適な走りを体感できる。
2月21日(木)に東京マラソンEXPO2013会場でおこなわれた記者発表会では、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)佐々木則夫監督、ロンドン五輪フェンシングフルーレ団体銀メダルの太田雄貴選手、ワコール女子陸上競技部の福士加代子選手、浅尾美和さん、スポーツジャーナリストの増田明美さん、アディダス契約フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんらが登壇。エナジーブーストの魅力と可能性について大いに盛り上がった。
今後ランニングシューズのみならず、アディダスで開発されるすべての商品の可能性が広がる最新素材ブースト フォーム。エナジーブースト特設サイト(http://adidas.jp/boost)には、著名人の体感ムービーなども掲載され、“未知なる走り”をさまざまな視点からも楽しみたい。
また3月9日(土)と10日(日)には、新宿駅東口 新宿ステーションスクエア(アルタ前)で、全長8メートルもの巨大ランニングマシーンが登場するエナジーブースト体験イベントが開催される。こちらもご注目を。