「ナイロン・フーディ」
今回のベスト7は、今の季節にぴったりなナイロンのフード付きアウター。朝晩ちょっと冷え込んだ時や、秋の長雨にもさっと羽織れる便利な一着。無地もいいけれど、今年らしい柄で冒険してみるのもおすすめですよ!
Direction by SUKEZANE TomokiPhotographs by YAMAGUCHI KenichiStyling by KAWAI KohtaModel by KOUText by HATAKEYAMA Satoko
vol.28 ナイロン・フーディ【náilɑn fú:di】
祐真「最近にわかに人気が高まっているナイロン素材のフーディ。昔はウインドブレーカーと呼ばれ、ちょっと前まではスポーツブランドにしか存在しなかったアイテムですが、今では多くのラグジュアリーブランドがリリース。カラーリングやグラフィックのバリエーションも豊富で、面白いものがたくさん見受けられます。
コンテンポラリーアートとファッションの融合もトレンドとなっている昨今。ナイロン・フーディに、アーティストとのコラボやカラフルな色使いといった仕掛けが多いのも新しい流れなのでしょう。
実際の着こなしでも、柄モノのフーディひとつで冒険しやすいし、アートピースを身につけているような気分にもなれる。僕も今シーズン、かなり注目しているアイテムです」
右、すべて本人私物
左、ブルゾン2万4000円(アミ アレクサンドル マテュッシ/アミ オモテサンドウ 03-5778-4472)
ami alexandre mattiussi|アミ アレクサンドル マテュッシ
フランス発祥のレインウェアブランド「K-WAY」とのコラボレーションブルゾン。軽くてテクニカルな素材が特徴で、amiらしいストライプをボディに配したフーディは……
GUCCI|グッチ
80年代のムードを感じさせるリアルなパンサーフェイスを、鮮やかなレインボーカラーと共にプリントした膝上丈のナイロンコート。ドローストリング付きのフードや……
FENDI|フェンディ
ショート丈のナイロンフーディは、アーティスティックな昆虫をあしらった「スーパーバグズ」シリーズからのピックアップ。やや光沢のある上質なナイロンにダブルファスナーのシンプルなデザインで……
dunhill|ダンヒル
デフォルメしたペイズリー柄がインパクト満点のナイロンフーディは、ダイナミックなコンポジションとマットな質感がアーティスティックなムードをアピール。落ち着きのあるカラーリングなので……
Berluti|ベルルッティ
フロントの胸から上がマットな光沢のナイロン、下を極薄レザーで切り替えた贅沢なフーディは、異なる素材感の対比がユニーク。袖下のシームや胸のパッチにもレザーをあしらうなど……
VALENTINO|ヴァレンティノ
自由の女神やスター&ストライプスなどのアメリカンモチーフを、絶妙な色合いと切り替えでテクニカルに配したポリエステルブルゾン。ピンクやイエローなどの……
MARNI|マルニ
ベージュ、パープル、グレーと、カラーコントラストを効かせたロング丈のナイロンコート。袖口の内側にはゴムが入っており、表面はコーティング加工。裾には長めのスリットを配すなど……
【spot light】
GUCCI|グッチ
祐真「グッチの『ダッパー・ダン』コレクションは、ニューヨークのハーレム地区でカルト的な人気を誇り、ヒップホップカルチャーとともに歩んできたショップオーナー、ダッパー・ダン氏のアーカイブを再解釈したもの。今までにない……