CAR /
MOTOR SHOW
2014年12月5日
デトロイト現地リポート|Tesla
Tesla Model X|テスラ モデル X
登場は来年、テスラのクロスオーバーSUV「モデルX」
テスラが昨年2月に発表した、SUV「モデルX」。動力はもちろん電気モーターであり、EVであることを最大限活かした、スタイリングやスペースユーティリティ、動力性能をほこる。今回のデトロイトモーターショーにてお披露目されたのは、まだデザイン プロトタイプだが、実際に目の当たりにした、島下泰久氏はどうとらえたか。
Text by SHIMASHITA Yasuhisa
EVの利点を生かしたスペース効率と高い運動性能
先般、日本でも「モデルS」を公開したテスラ。こちらも興味津々だが、デトロイトではさらにその次のモデルとして登場予定の「モデルX」のデザイン プロトタイプが発表された。
SUVとミニバンの長所を組み合わせた、まさにクロスオーバーとして生み出されるモデルXは、3列シートをそなえ、最大7人乗りを可能にするだけでなく、車体の前後に広大なラゲッジスペースを有するスペース効率の高さを特徴とする。これは言うまでもなく、エンジンが無く、バッテリーをフロアに敷き詰めたEVならではのパッケージングが可能にしたものだ。
上方に大きく開くリアのファルコンウイングドアも目をひくポイント。後席乗員は立ったまま乗降でき、チャイルドシートの脱着なども容易と謳われるが、いっぽうで日本市場のことをかんがえると、天井の低い駐車場やタワーパーキングも少なくないだけに、使い勝手は気になるところではある。
バッテリーは60kWh、または85kWhのものから選択可能。また標準では後輪駆動だが、オプションでデュアルモーターのAWDも選択できる。こちらはトルクが50パーセントアップし、0-60mph(0-96km/h)加速は5秒を切るという。
生産は2014年に開始となり“プレミアムSUVの価格帯で”販売されるとのことだ。