デトロイト現地リポート|Lexus
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月26日

デトロイト現地リポート|Lexus

Lexus|レクサス

注目はF SPORT

新型レクサス「IS」デビューをデトロイトモーターショー2013から、プロトタイプのISにも試乗している島下泰久氏のリポートが到着。

Text & Photographs by SHIMASHITA Yasuhisa

日本には今春登場予定

日本ブランドの活躍が目立った今回のデトロイトショー。フルモデルチェンジされたレクサス「IS」も、大いに注目を集めた1台だ。

アメリカでは2014年モデルとして発売される新型「IS」は、後席居住性の改善のためホイールベースを70mmプラスの2,800mmに延長。全長は4,665mmと、わずかに大きくなっている。しかしながらレクサスのデザインキューであるスピンドルグリルを採用し、このISから使われたL字型のクリアランスランプをヘッドランプから独立させた個性的な面構え、テールランプからバンパーに至る大胆な造形などによって、従来以上の躍動感を表現している。

しかも、このボディはレーザースクリューウェルディング、構造用接着剤といった、あたらしい生産技術の投入により、従来にくらべて飛躍的な剛性アップを実現。新設計のサスペンションなどと相まって、走行性能そして快適性を大幅に引き上げることに成功した。

Lexus IS|レクサス IS

Lexus IS|レクサス IS

ラインナップは「IS250」、「IS350」にくわえて、あらたにハイブリッドの「IS300h」を設定。2.5リッター直噴エンジンを使ったこのパワートレインは、システム出力220psを発生しながら、CO2排出量100g/km以下を目標とする意欲作である。

またスポーティ仕様の「F SPORT」も引き続き設定される。あらたに減衰力可変式ダンパーの「AVS」を採用したほか、「IS350 F SPORT」にはギア比可変ステアリングの「VGRS」、後輪操舵機構の「LDH」も搭載する。「LFA」譲りの可動式メーターを採用したインテリアも注目だ。

この新型「IS」、日本での発売は今春を予定している。なお、日本市場では、「IS300h」の販売が6~7割に達すると目されているということである。

           
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