新型フォーカス、2013年に日本へ|Ford
CAR / NEWS
2015年1月26日

新型フォーカス、2013年に日本へ|Ford

Ford Focus|フォード フォーカス

フォード、フォーカスを日本導入へ

フォード・ジャパンは、フォードがグローバルプロダクトとして世界中に展開するコンパクトカー、新型「フォーカス」を2013年の前半に日本へ導入すると発表した。

Text by SAKURAI Kenichi

SUVの「クーガ」につづく久々の欧州フォード最新作

1998年に初代モデルが発売されて以来、「フォーカス」は世界で1,000万台以上を売りあげたフォードの主力モデルだ。3世代めとなる新型「フォーカス」は、全世界7カ国で生産されるグローバル・プロダクトで、日本をふくめた120カ国以上で販売される予定になっている。

新型「フォーカス」は、すでに日本導入を果たしているSUV「クーガ」でもおなじみとなった「キネティック(動的な)デザイン」と呼ばれる、他の欧州フォード車にも共通する独特なデザインコンセプトを取り入れたアピアランスが特徴だ。フォードの歴史ある「オーバルエンブレム」をフロントグリルにそなえ、ダイナミックでスポーティさを表現したエクステリアデザインと、パワフルで燃費性能にもすぐれたパワートレインの搭載、そして定評あるハンドリングをもたらすスポーティなシャシー性能が「新型フォーカス」の特筆すべき点だ。

日本導入を予定するモデルは、5ドアハッチバックモデル。フロントグリル下に設けられた大胆なデザインのラジエーターグリルや、初代フォーカスを彷彿とさせるフロントからリアまでダイナミックに流れるようなシルエットと、フェンダーを強調したたプレスラインが目をひく。

インテリアでもエクステリア同様にキネティックデザインが反映され、先進的で独特な空間を演出する。米国マイクロソフト社と共同で開発したフォード独自のドライバーコネクトテクノロジー「SYNC」を採用し、スマートフォンや携帯電話をSYNCと接続することで、保存済みの音楽を再生したり、電話の操作を音声(英語)でスマートに操作できるようになっている。

Ford Focus|フォード フォーカス

Ford Focus|フォード フォーカス

エンジンは最高出力126.8kW(170ps)、最大トルク202Nm(20.6kgm)を発揮する2.0リッター直列4気筒直噴ユニットで、これに6段PowerShift(デュアルクラッチトランスミッション)を組みあわせて搭載する。このエンジンには、Ti-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング)やADFSO(減速時燃料遮断機構)などの技術を組みあわせ、燃焼効率を向上させたほか、ラジエーターグリルにアクティブグリルシャッターを搭載し、空気抵抗を軽減。さらにエンジンの負荷を軽減させるEPAS(電動パワーアシスト式ステアリング)を採用するなど、優れた低燃費性能も両立させている。

このアクティブグリルシャッターは、エンジン状況にあわせて、ラジエーターグリルに搭載されたシャッターを自動的に開閉するデバイスだ。冷却の必要性に応じて開閉をおこない、走行中の空気抵抗を軽減するほか、エンジンが冷えている際にシャッターを閉じて暖機をうながすことで、低燃費と排ガスの低減を実現。先進的な機能を持った環境対応型のシステムである。

また、駆動輪のトルク配分を積極的にコントロールし、アンダーステアの状態を抑制するほか、コーナリング時の操縦性や回頭性を高めるトルクベクタリングコントロールを搭載するなど、これまでフォーカスで定評のあったドライビングパフォーマンスの向上にも余念がない。

           
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