あらたなレクサスLSをお披露目!|Lexus
CAR / NEWS
2014年12月26日

あらたなレクサスLSをお披露目!|Lexus

LEXUS LS|レクサス LS

レクサスの最上級サルーン LS

スピンドルグリルをえて公開

1989年、レクサスブランドの登場と同時に初代が発売された、同ブランドのフラッグシップモデル「レクサスLS」。その2013年モデルが、昨日、アメリカにて公開された。最新のレクサスとして、スピンドルグリルを獲得し、より一層、キャラクターイメージを明確にしたこのLS。発表会のもようを、現地の島下泰久氏がリポートする!

Text & Event Photographs by SHIMASHITA Yasuhisa

Fスポーツも設定

マイナーチェンジをおこなった新型レクサスLSのワールドプレミアは、いつものよくある新型車のお披露目とは、ちょっとちがったかたちでおこなわれた。会場となったのは、サンフランシスコのダウンタウンにある複合商業施設“METREON”。ここでレクサスは“LAWS OF ATTRACTION”と銘打ったフォトエキシビジョン・パーティを開催し、そのプログラムの中で、新型LSのアンヴェールをおこなったのである。

そんな形式だったこともあり、会場を埋め尽くしたのも大半はメディアやジャーナリストではなかった。多くを占めていたのは、SNSなどソーシャルメディアを活用して情報発信をおこなっているトレンドセッター、あるいはインフルエンサー達。先鋭的な感性をもつ彼ら、彼女らが、思い思いのファッションに身を包んで訪れた会場は、とてもエッジィで、華やいだ雰囲気があふれていたのだ。

LEXUS LS|レクサス LS

LEXUS LS|レクサス LS

会場の熱気が徐々に高まるなか、レクサスアンバサダーを務める森理世さんの紹介で姿をあらわした新型LSは、まずなにより大幅に進化したスタイリングが注目を集めた。フロントフェイスには新世代レクサスデザインの象徴たる“スピンドルグリル”を採用。大人しかった顔つきが、一気に強い個性を放つものとなった。また、あわせてリアビューも、発光時にL字を描くテールランプを強調し、フロントマスクとの親和性をもたせるべく手が入れられている。トータルで見て、これまで以上にプレゼンスを強調するスタイリングとされたのである。

さらに驚きをもたらすのがインテリアだ。インストゥルメンツパネルは完全に刷新され、先に「CT」、そして「GS」などにも採用された横基調のデザインに。12.3インチのワイドディスプレイ、リモートタッチの採用などもあり、一気に洗練度を高めることとなった。

見た目だけでなく、走りの面にも大いに手が入れられている。特にボディの剛性向上、Cd値0.26の達成など空力特性の改善、エアサスペンションやステアリング系、ブレーキの進化など、ハンドリングや快適性にかかわる部分は、手の入っていない箇所を見つけるのが難しいほど。

LEXUS LS|レクサス LS

パワートレインはLS460、LS600hともに基本的な部分を踏襲するものの、ドライブモードセレクトを新採用したほか、各部の熟成を図ることで、燃費と動力性能の両面の向上を実現している。

また、よりダイナミックなキャラクターを強調するべく、あらたに「F SPORT」が設定されたのもトピックと言えるだろう。独自の内外装デザイン、さらにきわめられたドライビングダイナミクスを備えたF SPORTは、これまでのLSの、どちらかといえば快適志向、穏やかといったイメージを覆すポテンシャルを感じさせる存在である。

会場で、レクサスインターナショナルの伊勢清貴プレジデントは、「マイナーチェンジという範疇ではあるが、中身をしっかり磨き上げてきた。今はレクサスとして目指す方向性がしっかりと見据えられているので、いいかたちができたとおもう。」と語った。確かにスピンドルグリルに象徴されるデザイン、ドライビングダイナミクス、クオリティ等々、新型GSであたらしいフェイズがはじまると謳ったレクサスのフラッグシップとして、まずその存在感は十分にひとびとを魅了するものだと言えるだろう。

LEXUS LS|レクサス LS

LEXUS LS|レクサス LS

そもそも今回のワールドプレミア自体が、そうした進化するレクサスの姿を強くアピールするものだったと言えるかもしれない。いくつか会場のスナップもつけておくが、twitter上で「#LexusAttracts」のハッシュタグを検索してみれば、参加者達のツイートから会場の様子、新生レクサスが創り出そうとしている世界とはどういうものかを、窺い知ることができるのではないかとおもう。

この新型LS、日本での発表、発売は10月になる模様。その前にはテストドライブの印象もお伝えできるはずである。楽しみにしていてほしい。

           
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