RADO|ケース厚わずか5mm! 世界最薄ハイテクセラミックス素材の腕時計を発表
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年3月26日

RADO|ケース厚わずか5mm! 世界最薄ハイテクセラミックス素材の腕時計を発表

RADO|ラドー

ケース厚わずか5mm!

世界最薄ハイテクセラミックス素材の腕時計を発表

1957年の創業以来、スイス時計業界の先頭に立って、素材革命、デザイン革命を推し進め、腕時計の既成概念を打ち破る美しい腕時計を創造してきたラドー。今年はお得意のハイテクセラミックス素材を使ったモデルで、またまた世界を驚かせた。

取材・文=渋谷康人

革新の歴史に、またあらたな1ページ!

タングステンカーバイド素材を中心に作られた、美しく傷のつきにくい超硬メタル合金をケースに採用した1960年代の「ラドー・ダイヤスター」を出発点に、つねに腕時計の素材革命、デザイン革命をリードしてきたスイスの時計ブランド ラドー。いま大流行のハイテクセラミックス素材の導入は、何といまから四半世紀も前の1986年の「ラドー・インテグラル」から。さらに2004年にはハイテクダイヤモンドコーティングをほどこした世界でもっとも硬い腕時計「ラドー V10K」も発売している。

このラドーの歴史に今年2011年、またまた画期的なモデルが登場した。ハイテクセラミックスと超薄型ムーブメントでケース厚わずか5mm(レディスはさらに薄く4.95mm)を実現した「ラドー トゥルー シンライン」である

RADO|ラドー 02

軽快な着け心地と繊細で美しい造形

手にして、腕に載せて驚くのは、超薄型ながら、ケースバック、ラバーストラップまでなめらかに、流れるような曲面で一体化した造形の美しさ。もちろん装着感が軽快で快適なのはもちろんだ。この超薄型フォルムを実現するために、ラドーは厚さわずか1mmという超薄型クォーツ・ムーブメントを、おなじスウォッチ グループのムーブメント専業メーカーETA社の協力で開発。さらに設計や製造工程などを一から見なおし、すべてのパーツが完全に調和するようにしたという。

すばらしいのは技術ばかりではない。この画期的な薄さにふさわしい、無駄を徹底的に削ぎ落としたシンプルなデザインも最大限の賞賛に値する。ここ2、3年、時計業界ではスポーツウォッチを中心にこの十年あまりつづいた“デカ厚”ブームの反動か、高級機械式ブランドのクラシックラインで、超薄型シンプルウォッチの復権が著しい。だが価格は最低でも50万円以上。100万円を超えるモデルも珍しくない。

このラドー トゥルー シンラインは、それより遥かにお手ごろな10万円台の価格ながら、クールかつ繊細な素材感とシャープかつ美しいフォルムで、高級時計に負けない独自の存在感を放つ。またケース厚は7.8mmと若干厚くなるが自動巻きモデルや、ダイヤモンドを文字盤にセッティングしたモデルも用意されている。

男女を問わずデザイン感度の高い方がたに、今年もっとも注目してほしい新作ウォッチのひとつだ。文字盤に少し華やかさがほしいというひとには、ダイヤモンドモデルがお薦めだ。

RADO|ラドー 01

ラドー トゥルー シンライン(Lサイズ)
世界最薄のハイテクセラミックス製ドレスウォッチ

25年に及ぶセラミックス素材使用の経験、ノウハウが可能にした、厚さわずか5mmのセラミックスケースウォッチ。ケースカラーはブラック、ホワイトの2種。セラミックスブレスレットモデルの開発も現在進行中。ケース厚は7.8mmと若干厚くなるが、自動巻きモデルやダイヤモンドを文字盤にセッティングしたモデルも用意されている。

クォーツ、ハイテクセラミックスケース、ケース径39mm、ラバーストラップ、17万3250円(Sサイズはケース径30mm、16万2750円。オートマチックモデルはケース径40mm、18万9000円。ダイヤモンドインデックスのLサイズは27万3000円、Sサイズは26万2500円)。今秋発売予定。

スウォッチ グループ ジャパン ラドー事業本部
Tel.03-6254-7331

           
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