熊川哲也×ブリヂストン レグノGR-XT
熊川哲也×ブリヂストン レグノGR-XT
静粛のなかにある“音”に追随できない領域がある。
躍動感溢れる華やかなジャンプの後で訪れる、一瞬の静寂――。バレエダンサー熊川哲也。
静と動のバランスを芸術の域にまで高めた彼の話から“静けさ”と“動き”を高いレベルで両立するタイヤの本質が見えてくる。
Photo by Kenichi MuramatsuStyling by Aya Kurosaki @ LinxHair & Make-up by Naoki Kaijima @ insenceText by Takeshi SatoDirection by Toru Mori @ tsunagaru Inc.
今日の撮影テーマは“静けさ”です、と伝えると、熊川哲也は「わかりました」と答えてカメラの前に立った。つぎの瞬間、スタッフ全員が息を呑む。すっと立つだけで、熊川の周囲は時計が止まったかのように静まり返ったのだ。撮影を終えて、どうすればあのように“静けさ”が表現できるのかを尋ねてみた。
「たとえばこうやって手を振れば、空気が逃げていきますよね。空気の流れをイメージしながら演じることで、静けさが表現できるのだと思います」。もちろん、この域に達するのには時間がかかったという。
「若かりし日は激しい動きに自分の意識が傾きがちでした。でもキャリアを積むことで、静と動がバランスするようになったのです」
熊川は大のクルマ好きでも知られている。最新モデル、レグノGR-XTにも興味津々のようすだ。
「タイヤってどれもおなじだと思いがちですが、いいタイヤに履き替えるとクルマは変わりますね。自分も何度も驚かされました」
今まで以上の静粛性と高い運動性能がバランスされたこのタイヤに熊川の期待も高まる。
「バレエも静と動のバランスが大事です。静と動がバランスしたときにコントラストが生まれ、静と動、それぞれが輝くのです。さらに踏み込むと、静のなかに動を見せたり、動のなかに静を感じさせることも可能になります」
休日はクラシックなスポーツカーで“動”を満喫する熊川も、普段はリラックスできる快適なクルマで移動するという。
「クラシックやジャズを聴きながら頭を空っぽにしたいので、静かで乗り心地のいいタイヤだと本当にうれしいですよ」
誕生から30年。レグノはつねに静と動を高いレベルで両立させるべく邁進してきた。熊川も厳しい鍛錬の末、ようやく35歳ぐらいから静と動がバランスするようになったと語る。そこに共通するものは、そこに見えるものは、ほかが追随できない領域のものなのだろう。
熊川哲也|KUMAKAWA Tetsuya
バレエダンサー/K バレエ カンパニー芸術監督
1972 年、北海道に生まれる。15 歳で英国ロイヤル・バレエ学校に入学、89 年にローザンヌ国際バレエ・コンクールで日本人初のゴールドメダルを受賞。同年には東洋人としてはじめて英国ロイヤル・バレエ団に入団。同団で史上最年少のソリストに昇格し、後にプリンシパルに昇りつめた。99 年にはK バレエ カンパニーを創立、芸術監督を務める。クルマ好きとして知られ、スーパーカーを所有した経験も。最近は、クラシックカーにふれるのが何より楽しいとか。
http://www.k-ballet.co.jp
ベスト 4万950円、Tシャツ 1万8900円、ストール 1万6800円、デニムパンツ 2万7300円、スニーカー 2万5200円(すべてROBERT GELLER / M inc Tel. 03-3498-6633)
“Stillness” and “movement”to an unexplored domain
“静”と“動”のバランスは新しい領域に。
ブリヂストン レグノGR-XT
ブリヂストンの乗用車用タイヤの最高級ブランドがレグノ。そしてレグノの最新モデルがGR-XT となる。最大の特徴は、高い静粛性。“静と動”という性能のグレートバランスをさらに進化させた。「曲がる」「止まる」という基本性能を確保しながら、ノイズを低く抑える技術を磨いた。さらに、人間がどのような音を不快に感じるかという研究をおこない、ひとの耳に心地よく響く音色を追求した。
ブリヂストン
0120-392936
http://www.regno.jp
GQ JAPAN 7月号より