日本の美意識を継承する「Series 9」から創業140周年記念限定モデルが登場｜GRAND SEIKO

GRAND SEIKO｜グランドセイコー

深みのある趣を醸し出す「＜グランドセイコー＞ Heritage Collection Series 9 セイコー創業140 周年記念限定モデル」

セイコーより、創業140周年を記念し、創業者・服部金太郎の信条を継承するグランドセイコーの進化を特別なダイアルで表現した創業140周年記念限定モデル「＜グランドセイコー＞ Heritage Collection Series 9 セイコー創業140 周年記念限定モデル」が、2021年7月23日（金）に、数量限定140本でリリースされる。樹木の年輪をモチーフとしたダイアルが、特別なモデルにふさわしいプラチナ製ケースとも調和し、深みのある趣を醸し出すウオッチだ。

Text by OZAKI Sayaka｜Edit by TSUCHIDA Takashi

創業者の信条を継承する、グランドセイコーの進化を独創的なダイアルで表現

セイコーの創業140周年を記念し、「＜グランドセイコー＞ Heritage Collection Series 9 セイコー創業140 周年記念限定モデル」が発表された。

一歩一歩少しずつでも急がず休まず上を目指して歩み続けること――その言葉の通り、長い歴史の中で蓄積した技術やノウハウと時計づくりへの情熱を、1年ごとに一層ずつ年輪を重ね、長い歳月をかけて成長する大樹に重ね合わせ、有機的なダイアル模様で表現。従来の型打ち模様よりも高低差を広げ、流線的な木目の溝にも数百カ所に及ぶ細かい筋目加工を施すことで、独創的でダイナミックな模様が実現されている。

インデックスは18Kゴールドを削り出して成形することで、繊細で美しい輝きを放つ。6時位置には金無垢のインデックスを採用したダイアルであることを示すSD マークが配され、このモデルの特別性を物語っている。

日本の美意識を継承する「Series 9」から創業140周年記念限定モデルが登場｜GRAND SEIKO

本作は、グランドセイコーの真髄を継承しながら、日本の美意識をもって腕時計の本質を追求するグランドセイコーがたどり着いた新たなデザイン「Series 9」だ。1967年に「44GS」で確立したデザインを継承しながら、美しく光を流す造形を基本としつつ、「光と陰の間」に美を見出す日本の感性を取り込み、本質的な視認性や装着性を一層進化させることを目指した、新しいデザイン文法によって導かれている。

ザラツ研磨による歪みのない鏡面と繊細な筋目で仕上げられたプラチナ製ケースは、美しく放たれる光と深い陰だけでなく、その中間で移ろう柔らかな光の階調を描き出す。ダイアルでは、深く溝を入れた存在感のあるインデックスと、力強い対比によって識別性を高めた立体的な時分針が組み合わされ、視認性の更なる向上を実現。また、幅広のレザー製ストラップや、重心を低く抑えながら腕なじみ良く設計されたケースによって、装着性も高めている。

本作には、2020 年に誕生したグランドセイコー専用の最新メカニカルハイビートムーブメント「キャリバー9SA5」を搭載。この次世代ムーブメントは、高い伝達効率を備えたデュアルインパルス脱進機やツインバレルを採用することにより、毎時36,000 振動のハイビートでありながら、最大巻き上げ時には約80 時間駆動を達成するとともに、独自の水平輪列構造によって薄型化を実現。この「キャリバー9SA5」は、豊かな自然に囲まれ、雄大な岩手山を望む「グランドセイコースタジオ雫石」工房で、経験豊富な匠の技によって生み出されたものだ。