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2022年7月23日
時計とオーディオ機器、異なる世界のデザインが融合。新作「ソノマスター クロノグラフ」|RESERVOIR
RESERVOIR|レゼルボワール
ヴィンテージアンプのメーターをイメージし、ふたつのレトログラードで表現
計測機器に着想を得たユニークなデザインを特徴とする、フランスのウオッチブランド「レゼルボワール」より、ヴィンテージのオーディオアンプをモチーフにした新作コレクション「ソノマスター クロノグラフ」がリリースされた。
Text by OZAKI Sayaka
ブラック&ベージュとシルバー&ブラックで、ヴィンテージのオーディオアンプを表現
2016年にフランス・パリで設立された「レゼルボワール」は、創業者でありCEOも務めるフランソワ・モロー氏自身がヴィンテージ計器に魅せられ、その熱烈なコレクターであることが腕時計に反映されている、ユニークなウオッチブランドだ。
ヴィンテージ計器からインスピレーションを得て製作される「レゼルボワール」の時計には、自動車、航空機、海洋などの世界で躍動する、あらゆるメーターの機能性と審美的魅力がデザインに込められている。タコメーターを想起させる可動範囲が240度のレトログラードミニッツ、 距離計を連想させるジャンピングアワー、 燃料計を彷彿とさせるパワーリザーブという3つの複雑機構を組み合わせた斬新な時間表示を特徴とする。
このレゼルボワールの新作は、音響の世界に着目し、アナログステレオアンプの音量計「VUメーター」からインスピレーションを得て、音の計測を時間の計測にアレンジした「ソノマスター クロノグラフ」だ。ブランド初となるダイアル左右のバイ・レトログラード表示(120度の範囲で反復運動をする日付と秒の表示)とクロノグラフが搭載されている。
このバイ・レトログラード クロノグラフは、新キャリバー「RSV-Bi120」によって駆動し、特徴的なダイアル左右の2本のレトログラード針で「VUメーター」の針を忠実に再現。左のダイアルは秒を表示し、目盛りは0から30までで、秒針は30秒毎に0地点に戻る。右のダイアルは日付を表示し、0から31までの目盛りが配置され、月が替わる瞬間に針が出発点に戻る。
アイデアを授けてくれた「VUメーター」に敬意を表し、リュウズはアンプのコントロールツマミを、プッシュボタンはベースツマミ、トレブルツマミを模したデザインに。左右のダイアルにも、赤いゾーンを配置し、背景の配色もダイアルにはクリーム色、目盛り部分にはダイアルとのコントラストが鮮やかな黒を採用。
どちらのレトログラードカウンターもメインダイアルに沈み込む形になっており、アンプのフロントパネル内に設置された「VUメーター」を連想させる。「ソノマスター クロノグラフ」は、時計とオーディオ機器のふたつの異なる世界の融合から生まれた、ユニークな新作コレクションなのだ。
ソノマスター クロノグラフ
- Ref.|RSV04.SN/136.BL(ブラック&ベージュ)、RSV04.SN/136.SI(シルバー&ブラック)
- ムーブメント|自動巻き(キャリバーRSV-Bi120)
- パワーリザーブ|約60時間
- ケース素材|SS(316L、ブラッシュ仕上げ)
- ケース径|43mm
- ストラップ素材|カーフレザー
- 防水|5気圧
- 価格|89万8700円(税込)