1950年代の雰囲気を再解釈したファーブル・ルーバ「スカイチーフクロノグラフ」|FAVRE-LEUBA
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2020年12月3日

1950年代の雰囲気を再解釈したファーブル・ルーバ「スカイチーフクロノグラフ」|FAVRE-LEUBA

FAVRE-LEUBA|ファーブル・ルーバ

レトロフューチャーデザインと、クラシカルなカラーリングを再構成

1737年創業のスイス時計ブランド、ファーブル・ルーバより「スカイチーフクロノグラフ」新色4モデルがリリースされた。均整の取れた左右対称のダイアルと、立体感をもたらす14角形のベゼル、艶のあるスエードのストラップを組み合わせた、印象的なクロノグラフウオッチだ。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

1950年代のデザインを現代的に再解釈した、ドレスクロノ

ファーブル・ルーバの新作「スカイチーフクロノグラフ」は、力強い存在感を放つ立体的なデザインと、2つ目クロノグラフを採用したドレッシーな外観が特徴。文字盤のカラーバリエーションは、トラディショナルなホワイト、秋の訪れを思わせるオータムグリーン、ヴィンテージピースから継承されたベルベットブラック、落ち着きを感じさせるバーガンディーの4種類。ストラップは文字盤とマッチするカラーが組み合わされ、スエードレザーの柔らかな表情を添えている。
美しい文字盤に立体感をもたらすのは14角形ベゼル、文字盤外周の見返しリング、スクエアインデックスだ。ケースに対して目一杯取られた文字盤に、独特の形状のスクエアインデックスと針が配され、高い視認性を実現している。
また、見えない部分にも様々な工夫を凝らしている。ソリッドバックのロゴは、スクリュウケースバックでありながらズレなくケースに対して固定され、さらにバネ棒がケース近くに配されているため、43ミリと大型のケース径でありながらも快適に装着できる。ケース素材には、耐食性に優れたサージカルステンレススティール(SUS316L)、風防はサファイアクリスタルを使用するなど、現代の時計に求められるスペックを備えている。
シーチーフ(参考品)
このコレクションの原点は、1956年に登場した「シーチーフ」だ。2つ目のクロノグラフは1940年代から1950年代にかけて最盛期を迎えたデザインで、ファーブル・ルーバでも多く取り扱われてきた。「スカイチーフクロノグラフ」は、こうした1950年代の雰囲気をファーブル・ルーバ現行コレクションの特徴であるレトロフューチャーデザインとして再構成したモデルだ。
ムーブメントは、スイス製自動巻きクロノグラフETA7753がベース。これは1990年代にスイス時計ブランドの機械式クロノグラフの多くに搭載されていたETA7750系統ムーブメントだ。ファーブル・ルーバはスイス製エボーシュ※ムーブメントを長年にわたり使用しており、ETA社製の採用はブランドの歴史にも即したものだ。事実、1940年代から1950年代にかけても、バルジューやヴィーナスなどのクロノグラフムーブメントを採用しており、これらのムーブメントは製造数も多く、現在でも修理できる時計職人も多いため、70年以上経ったファーブル・ルーバの機械式クロノグラフウオッチでも、修理して使用可能なものがほとんど。こうした現状から、自社製クロノグラフムーブメントではなく、安定性が証明されたエボーシュの採用が続けられているのだ。なお「スカイチーフクロノグラフ」で使用されているETA7753はファーブル・ルーバにて各姿勢差のチェックが行われており、日差±0から+14秒に調整されている。

スカイチーフクロノグラフ

  • Ref.|00.10202.08.27.50(オータムグリーン)、00.10202.08.35.47(バーガンディー/ブラウン)、00.10202.08.10.48(ベルベットブラック)、00.10202.08.22.49(ホワイト/ブラック)
  • ムーブメント|自動巻き(ETA Valjoux7753ベース)
  • 機能|時間、分、スモールセコンド、クロノグラフ秒針、30分積算計、日付表示
  • ケース素材|SS(SUS316L)
  • ケース径|43mm
  • ストラップ素材|スエードレザー
  • 防水|10気圧
  • 価格|36万円(フォールディングバックル仕様)、 34万円(ピンバックル仕様)※ともに税別
  • 販売|2020年12月予定(オータムグリーン、ベルベットブラック、ホワイト/ブラック)、2021年1月予定(バーガンディー/ブラウン)
問い合わせ先

ファーブル・ルーバ
Tel.03-5962-8948
http://favre-leuba.com/jp/