WATCH & JEWELRY /
WATCH NEWS
2022年8月15日
オールブラック&ヴィンテージベージュ。時計界の最旬トレンドを盛り込んだ限定モデル|EBERHARD
EBERHARD | エベラール
エベラール創業135周年記念「スカフォグラフ200 DLC リミテッド・エディション」
2021年7月、日本に本格上陸したスイスの老舗時計メゾン「エベラール」は、創業135周年を記念する「スカフォグラフ200 DLC リミテッド・エディション」2モデルを、各世界限定135本でリリースした。
Text by OZAKI Sayaka
過去と現在のフュージョンを表現するリミテッド・エディション
スイス時計の聖地、ラ・ショー・ド・フォンで1887年に創業。クオーツショックを乗り越えて、135年間に渡り一度も生産を止めることなく家族経営を続ける稀有なブランド「エベラール」。
戦時中はイタリア海軍将校(オフィサー)の公式時計として採用され、アワーカウンターやスプリットセコンドクロノグラフを初めて世に出すなど、抜きん出た技術力だけでなく、オフィサーに相応しい洗練されたデザインの時計としてブランドを確立した。戦後は、イタリアの財界を中心にスーツを着こなすエグゼクティブたちの間で絶大な人気を誇り、エレガント・オフィサーズ・ウオッチ(Elegant Officer’s Watch)としてその名を轟かせ、特にフェラーリを傘下に持つフィアットの元名誉会長、故ジャンニ・アニエッリ氏が生涯愛した時計としても有名だ。
このエベラールが創業135周年を記念し、メゾンの代表作のひとつであるダイバーズ・ウオッチコレクションを忠実に再現した「スカフォグラフ 200 DLC リミテッド・エディション」を、世界限定135本で発表した。
ベースとなったのは、プロ仕様の200メートル防水性能とヘリウムエスケープバルブを備えた、1959年に登場した「スカフォグラフ200」。このコレクションは、1960年代にはダイビングの父と呼ばれる伝説のフリーダイバー、レイモンド・ブッチャー氏と、彼の教え子で初の女性ダイバー、ルチアナ・シビコ氏が愛用したことで知られ、彼らの幾多の困難なミッションを完遂へと導くなど、ダイバーズウオッチ界の一角を担った。
1964年には300メートル防水モデルの「スカフォグラフ300」も発表され、2016年には「スカフォグラフ300」の復刻版が高級時計部門で最も権威のあるジュネーブ・ウオッチメイキング・グランプリのスポーツ部門で優勝し、世界にその名を轟かせた。
そんな数多くの伝説を絶えず記録し、挑戦と革新を続けるエベラールが過去と現在のフュージョンを表現すべく、ジュネーブ・ウオッチメイキング・グランプリで頂点に上り詰めたスペックを用いて、初期型の「スカフォグラフ200」を忠実に再現、さらにDLC加工によるオールブラックのコンテンポラリーな外観を備えた新作が「スカフォグラフ 200 DLC リミテッド・エディション」なのだ。
今回はブラックのラバー製ストラップまたはDLC加工のSS製ブレスレットを組み合わせたふたつのモデルが展開され、各世界限定135本で取り扱われる。
スカフォグラフ200 DLC リミテッド・エディション
- Ref.|41044.01 CU、41044.01 CA
- ムーブメント|自動巻き
- ケース素材|SS(DLC加工)
- ケース径|43mm
- ストラップ/ブレスレット素材|ラバー(41044.01 CU)、SS(41044.01 CA)
- 防水|200m
- 価格|76万8900円(41044.01 CU)、102万6300円(41044.01 CA)※ともに税込
- 数量|各世界限定135本
問い合わせ先
エベラール・ジャパン(オフィス麦野)
Tel .03-5422-8087
www.eberhard.jp