ブランパンの「フィフティファゾムスラージデイト」がチタン製ブレスレットで登場｜BLANCPAIN

BLANCPAIN｜ブランパン

視認性の高いデイト表示を備えたモダンダイバーズウオッチが、さらに魅力的に！

EDITOR’S EYE
・フィフティファゾムスのために、新たにブレスレットが開発されました
・このラージデイトは、やはり視認性抜群。数字のアワーインデックスを12時位置だけにして、日付に目が行くようにデザインされています
・チタンの自然なグレー感が、フィフティファゾムスのデザイン自体に合っていると思います

ブランパンのアイコニックな「フィフティファゾムス」コレクションより、チタン製ブレスレットを組み合わせた新作「フィフティファゾムスラージデイト」がリリースされた。

Text by OZAKI Sayaka｜Edit by TSUCHIDA Takashi

チタン製ブレスレットを組み合わせた新バージョン

1953年、ブランパンの初のモダンダイバーズウオッチとして発表された「フィフティファゾムス」は、アバンギャルドな技術とデザインの特徴によって、傑出したコレクションとなった。ブラックのダイアルに配された、夜光塗料を塗布した大型のアワーマーカーや針、堅牢かつ防水構造を持つ回転ベゼルは、当時の時計製造産業全体のベンチマークとされた。

ブランパンは、ダイバーズウオッチの定義においてパイオニア的役割を果たす一方で、タイムピースの製作において革新的な素材をいち早く採用してきた。実際、ブランパンが高い耐傷性と耐腐食性を備えたチタンを採用したのは、アメリカ海軍掃海艇チームのために「MIL-SPEC II」モデルの特別シリーズを製作した1960年代初めまで遡ることができる。

その証拠が 2015 年のオークションでブランパンが購入した「アメリカ海軍」のタイムピースだ。銅、亜鉛、ニッケルの非磁性合金であるニッケルシルバー製のケースに取り付けられたチタン製ケースバックは、耐圧性能を高めるために採用されたものだ。当時、チタンは主に航空宇宙産業のために確保されており、時計産業ではほとんど見られなかったものだ。

「フィフティファゾムスラージデイト」は、こうしたブランパンの歴史と革新の伝統が反映された新作だ。際立った軽さが特徴の新しいチタン製ブレスレットは、丁寧な手作業による一連の組み立てと仕上げの工程から作り上げられたもの。サテン仕上げのリンクを結合するようにピンが貫き、手首にしなやかにフィット、理想的な着け心地を実現している。

また特許取得済みのシステムによって、通常は横にあるネジがリンクの後ろ側に配置されているため、ブレスレットのエッジは滑らか。これらの技術の組み合わせによって、ケースとブレスレットが一体となったシームレスな形状が実現されている。

精悍なブラックのダイアルでは、スーパールミノバ®が塗布されたアワーマーカーや針が、いかなる環境でも高い視認性を実現し、耐傷性の高いサファイアインサートの逆回転防止ベゼルなど、ダイビング機器の特性を備えている。

「フィフティファゾムスラージデイト」には自社製キャリバー6918Bを搭載。このキャリバーはシリコン製ヒゲゼンマイの採用によって耐磁性を備え、連結した3つの香箱により5日間のロングパワーリザーブを誇る。サファイアクリスタルのケースバックからは、このムーブメントを眺めることが可能だ。