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2022年4月19日
キューブが光る!? 「タンブール スピン・タイム エアー クァンタム」|LOUIS VUITTON
LOUIS VUITTON|ルイ・ヴィトン
独創的な複雑機構によってキューブが輝く、ルイ・ヴィトンの新作ハイウオッチ
2009年の登場以降、ルイ・ヴィトンのタイムキーピングアイコンとなってきた「スピン・タイム」。その新作として、オンデマンドでライトアップする「タンブール スピン・タイム エアー クァンタム」が発表された。
Text by OZAKI Sayaka
常識を超える複雑機構を搭載したハイブリッドウオッチ
時針の代わりに12個の回転するキューブを用いて、隣り合ったふたつのキューブが瞬時に回転。時を表示するユニークな「スピン・タイム」。時間の表示方法を、遊び心に溢れた3次元ダンスへと昇華させたタイムピースだ。
新作として発表された「タンブール スピン・タイム エアー クァンタム」は、「スピン・タイム」の3次元的な動きはそのままに、ハイウオッチメイキングの在り方を抜本的に見つめ直し、さらなる進化と変貌を遂げたタイムピース。キューブが内部から発光するかのように輝きを放ち、極めて独創的な複雑機構に第4の次元が付加されている。これは量子力学の世界における「量子(クァンタム)」と深海生物の生物発光をヒントにしたもの。12個の小さな発光ダイオード(LED)が「スピン・タイム」表示を内部からライトアップする本作は、ウオッチメイキングにおける芸術性と、マイクロエレクトロニクスの科学を巧みに融合させた、洒脱なハイウオッチメイキングである。
ルイ・ヴィトンのウオッチ部門マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターのジャン・アルノー氏は「特許取得済みの『スピン・タイム』の12年にわたる改良を経て、思い切って前代未聞の技術的挑戦を目指すことにしました。『タンブール スピン・タイム エアー クァンタム』は、 ウオッチメイキングの世界において、とてつもない離れ業であるだけでなく、機械式時計とエレクトロニクスの両方の世界の粋を集め時刻の読みやすさとデザインを両立させた、ユニークかつ常識を超える、 複雑極まりないハイブリッドウオッチです」と語った。
ケース内部には、複雑機構を専門とするジュネーヴのウオッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」によって独自開発されたキャリバーLV 68を搭載。まるでウオッチケース内に浮いているかのように見えるこのキャリバーLV 68は、 従来の「スピン・タイム エアー」のムーブメントと同様、機械式ムーブメントであり、まったく同じ機能を有している。しかしリュウズに組み込まれたプッシュボタンを押すと、各アワーキューブ上面のフランジ内部に直接配置された小さなLEDが発光し、内側から点灯しているかのように輝く。
特筆すべきは、イルミネーションを明るく、そして持続して点灯させることが可能な点だ。プッシュボタンを押し続けている限り、キューブは点灯し続け、プッシュボタンから指を放した後も、イルミネーションは3秒間点灯する。
一方、その出来栄えは、精妙さと創意工夫の点でルイ・ヴィトンの真骨頂とも言えるものだ。テクノロジーを生かして時刻の表示をさらに向上させるとともに、電子的な部分と機械式の部分の物理的な分離独立性(モジュール性)を入念に確保することで、使いやすさと手間のかからないメンテナンス性も備えている。チタン製ケースは、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施したマットブラックで、スーパールミノバ®の鮮やかなグリーンとイエローとコントラストを成す。サファイアガラス製のケースバックにはルイ・ヴィトンのロゴを回路基盤に見立てたユニークなメタライズエンブレムが採用され、ウオッチ全体に統一感を与えている。
タンブール スピン・タイム エアー クァンタム
- ムーブメント|自動巻き(キャリバーLV 68)
- パワーリザーブ|35時間
- ケース素材|Ti(ブラックDLCコーティング加工)
- ケース径|42.5mm
- ブレスレット素材|SS(ブラックDLCコーティング加工)
- 防水|50m
- 参考価格|1075万円(税込)
問い合わせ先
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
Tel.0120-00-1854
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/