数量限定18本! アストンマーティン×ジラール・ペルゴによる新作|GIRARD-PERREGAUX
WATCH & JEWELRY / WATCH NEWS
2021年6月14日

数量限定18本! アストンマーティン×ジラール・ペルゴによる新作|GIRARD-PERREGAUX

GIRARD-PERREGAUX|ジラール・ペルゴ

アストンマーティンの優れたデザインとジラール・ペルゴの時計製造ノウハウが結合した「スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン アストンマーティン エディション」

ジラール・ペルゴとアストンマーティンのパートナーシップから誕生した初めての時計「スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン アストンマーティン エディション」がリリースされた。アストンマーティンによって選ばれた軽量なグレード5のチタン製ケースのなかに、地板を排したムーブメントが2枚のサファイアクリスタルガラスに挟まれ、宙に浮いているかのように軽やかな“フライング ブリッジ”を実現している。この特別なウオッチは、数量限定18本と希少なモデルとなる。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

ジラール・ペルゴとアストンマーティンの伝統を最先端技術で表現

2021年初頭に発表された、ジラール・ペルゴとアストンマーティンのパートナーシップから、初めて生まれた時計「スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン アストンマーティン エディション」が公開された。本作は、ジラール・ペルゴの時計製造に関する知見と、アストンマーティンのラグジュアリーとパフォーマンスに関する独自の知識とが融合されたウオッチだ。
ジラール・ペルゴの伝統を受け継ぐこのモデルは、プロポーションとシェイプが巧みに工夫されている。44ミリ径ケースは、アストンマーティンによって選ばれた、アレルギーを起こしにくく軽量、丈夫な合金であるグレード 5のチタン素材を採用。ブラックDLC 加工を施し、スポーティな外観となっている。興味深いことに、チタン鉱は、ジラール・ペルゴが創業したのと同じ1791年、アストンマーティンの故郷であるイギリスにおいて、イギリスの聖職者ウイリアム・グレガーによって発見された金属だ。
一方で、サファイアクリスタル「ボックス」が前面と背面に採用され、ダイアルの視認性をより高めている。ムーブメントは地板が排され、2枚のサファイアクリスタルガラスに挟まれることで、宙に浮いているように見える。文字盤全体に広がるジラール・ペルゴを象徴するスリー・ブリッジは、ブラック PVD 処理を施したチタン製で、角がポリッシュ仕上げされている。
こうした設計により、軽やかな印象がもたらされ、通常は視界から隠されている美しいムーブメントの部品も眺めることができる。また地板が消えたように見えることから、ケース内部でムーブメントが浮かんでいるような錯覚が得られ、こうした独特な特徴から「フライング ブリッジ」という名称が与えられた。
文字盤の下側に配置されたトゥールビヨンケージは、19 世紀にさかのぼるジラール・ペルゴのすべてのトゥールビヨンに見られる特徴的な「竪琴(リラ)」の形をしている。ケージに取り付けられたブルーの針は秒を示す。トゥールビヨンケージは直径わずか10ミリで、79 個の部品でできているにもかかわらず、重さは合計 0.25 グラム。この驚くほどの軽量化によって、エネルギー消費の抑制を実現している。
12 時位置に配された香箱にはスケルトン加工が施され、主ゼンマイの一部を眺めることが可能だ。香箱の下に取り付けられたホワイトゴールド製マイクロローターが主ゼンマイを動かしており、多くの自動巻き時計とは異なり、これによってムーブメントの眺めが妨げられることがない。マイクロローターの垂直の側面には、アストンマーティンの名前が刻印され、ホワイトの蓄光塗料が暗所では青く輝く。同様に、インデックスと針にもホワイトの蓄光塗料が塗布され、やはり暗闇では青い光を放つ。
ストラップは、ブラックのカーフレザーに、世界で初めてホワイトゴールドを使用した革新的なラバーインサートが組み合わせられている。このデザインは、過去のアストンマーティンのレーシングカーを連想させることを意図したものだ。
ジラール・ペルゴの CEOを務めるパトリック・プルニエ氏は、本作について「間違いなく私たちのもっとも象徴的な時計を、パートナーを組むアストンマーティンのチームに捧げながら、同時に高級時計について斬新な見方を提示することができ、うれしく思っております。通常、私たちが他の人々との共同作業によってスリー・ブリッジに新しい解釈を加えるということは、ほとんどありません。しかし、デザインに関するアストンマーティンの優れた能力を踏まえ、今回は例外としました。アストンマーティン車のデザインを見ると、特徴的なフロントグリルに気づきます。これは、1950 年代後半のDB Mark III で初めて登場したものです。同様に、アストンマーティンの現代のモデルに見られるスクープやサイドストレークは、空気力学を改善するための機能的な要素ですが、これによって車の全体的な外観も豊かなものとなっています。ジラール・ペルゴも、これと同じような哲学を共有しています。例えば、今や伝説と化しているスリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨンを1867年に発表したとき、ジラール・ペルゴはこの3つの機能的な部品を魅力的な美しい特徴へと変化させました。こうして示されたアプローチを、現在でも私たちは採用し続けています。最後に、この最新のパートナーシップにより、ジラール・ペルゴの 230 年の歴史に新しい魅力的な章が加わることになります」と述べている。
また、アストンマーティンの執行副社長兼チーフ クリエイティブ オフィサーのマレック・ライヒマン氏は「想像されたとおり、今回の新作で私たちが直面した課題の中でも最大の懸案事項となったのはそのスケールでした。というのも、これまで自動車デザインの分野で扱ってきた概念をはるかに超える小さなスケールでラインやプロポーションを練り上げる必要があったからです。とは言え、時計でも自動車でも、優れたデザインは優れたデザインであり、本質的なことは何も変わりません。私はこの時計の仕上がりに喜んでおり、このプロジェクトに参加したすべての人におめでとうと言いたいと思います。この協力関係から、非常に美しい時計がつくられたからです」とコメントを寄せた。

スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン – アストンマーティン エディション

  • Ref.|99296-21-001-BA6A
  • ムーブメント|自動巻き
  • パワーリザーブ|60時間
  • ケース素材|グレード 5 のチタン(ブラック DLC加工)
  • ケース径|44mm
  • ストラップ素材|ラバー調アリゲーターレザー(付け替え用のラバー合金のインサート付きブラックカーフレザー付属)
  • 防水|3気圧
  • 予価|1580万円(税別)
  • 数量|数量限定18本
問い合わせ先

ソーウインド ジャパン
Tel.03-5211-1791
www.girard-perregaux.com/jp_jp/