A. Lange & Sohne|ランゲ1 デイマティック
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2015年5月1日

A. Lange & Sohne|ランゲ1 デイマティック

Lange1 Daymatic|ランゲ1デイマティック

自動巻きでレトログラード式曜日表示を搭載

「ランゲ1」は懐中時計をルーツに時分ダイヤルとスモールセコンド、アウトサイズデイト表示を絶妙なアシンメトリック(非対称)のバランスで配置し、「A.ランゲ&ゾーネ」の復興を告げた記念すべきモデルだ。ブランドの顔として愛されてきたモデルが、ついに自動巻きへと進化した。一見すると従来通りの見た目だが、じつは文字盤の要素の配置が左右逆となり、またインジケーターの表示内容が、パワーリザーブ(ゼンマイの巻き上げ量)からレトログラード式曜日表示に変更されている。単なる自動巻化ではなく、デザインの要素や構成を根本から見直しているところはさすがだ。

自動巻き、イエローゴールドケース、直径39.5mm、シースルーバック、384万3000円(予価)、7月発売予定。

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BRAND HISTORY
ザクセン王国が栄華を極めた19世紀初め、ドレスデンの宮廷御用達の時計師であるフリードリッヒ・グートケスのもとで、時計師を目指して修業を重ねたフェルディナンド・アドルフ・ランゲ。この偉大なる賢人が、ドレスデン郊外に開設した時計工房から、同ブランドの歴史は始まった。

アドルフ・ランゲは、現代でもなお伝統的な技法として名高い4分の3プレートなどを考案する一方、部品製造に必要な工具を次々と開発。各部品の製造方法を彼のもとで働いていた徒弟たちに広く伝えることで、一代にして同ブランドの基礎を築き上げたのだった。

一族経営を継続しながら、宮廷時計師の製造技術を活かした懐中時計や腕時計を手掛け、20世紀初頭にはヨーロッパ時計界のトップブランドに成長したA.ランゲ&ゾーネ。しかし、第二次世界大戦により、その経営は一時中断。終戦後も、旧東ドイツ圏の国営企業として接収されたまま、栄えあるA.ランゲ&ゾーネの名は、歴史から一時休眠状態となってしまうのだった。

しかし、東西ドイツが統合された1990年、創業者のひ孫にあたるウォルター・ランゲが、かつての時計製造の技術を故郷の地に見事に再興させる。そしてザクセン王国時代から重ね続けてきた技術力と装飾技法を腕時計の分野に惜しみなく注ぎ込み、「ランゲ1」「ダトグラフ」のような、至極のマスターピースを次々と発表。

2枚のディスクにより大きく日付を表示させるアウトサイズデイトや、独自の秒針位置合わせメカニズムであるゼロリセット機構の開発で特許を取得するなど、ザクセン気質と言っても良い旺盛な開発精神をあますことなく発揮し続けている。こうして現代、時計界最高峰のステイタスを再び確立し、時計ファン憧れの高みとして21世紀にも君臨し続けている。

【創業年】1845年
【創業地】ドイツ、ザクセン州ドレスデン郊外
【主なシリーズ名】ランゲ1、ダトグラフ、ダブルスプリット、リヒャルト・ランゲ、サクソニア、カバレット、アーケード
【問い合わせ先】A.ランゲ&ゾーネ 03-3288-6639

公式サイト:http://www.lange-soehne.com/

           
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