芸術性豊かな「カバレット・トゥールビヨン“ハンドヴェルクスクンスト”」|A. LANGE & SÖHNE
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2021年8月11日

芸術性豊かな「カバレット・トゥールビヨン“ハンドヴェルクスクンスト”」|A. LANGE & SÖHNE

A. LANGE & SÖHNE|A.ランゲ&ゾーネ

トゥールビヨン・ストップセコンド機構を搭載。随所にエングレーブ装飾を施した新たなカバレット・トゥールビヨン

A.ランゲ&ゾーネ唯一のレクタンギュラーケースに、独自のトゥールビヨン・ストップセコンド機構を搭載した「カバレット・トゥールビヨン」。このシリーズより、伝統的な工芸技術を駆使して、さらなる芸術性を追求した「カバレット・トゥールビヨン“ハンドヴェルクスクンスト”」が、数量限定30本でリリースされた。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

ダイヤモンド模様を随所に施した芸術的なウオッチ

A.ランゲ&ゾーネの新作「カバレット・トゥールビヨン“ハンドヴェルクスクンスト”」は、最高水準の時計製造技法と難易度の高い伝統工芸技術が融合する長方形のムーブメントに、半透明エナメル加工や多数のダイヤモンド模様のハンドエングレービングといった、現在では希少な工芸技術で仕上げたダイアルが取り付けられた贅沢なウオッチだ。数量限定30本のみ製作される本作は、A.ランゲ&ゾーネが2008年に発表したトゥールビヨン・ストップセコンド機構を搭載した世界初の腕時計の特別限定エディションとなる。
2008年、A.ランゲ&ゾーネは回転するキャリッジ内にあるテンプを一時的に停止させ、リュウズを押し戻すと瞬時に始動する機構の開発に成功し、それを搭載した「カバレット・トゥールビヨン」を発表した。そして2021年、さらに芸術性を追求した「カバレット・トゥールビヨン “ハンドヴェルクスクンスト”」が、ハンドヴェルクスクンスト・シリーズの7作目として登場したのだ。
三部構成の18Kホワイトゴールド製ダイアルは、A.ランゲ&ゾーネの工房で製作されたもの。ランゲ独自のアウトサイズデイトが配された中央部分に見えるダイヤモンド模様は、高度なエングレービング技能を有する職人の手作業で彫られている。この模様は、先端がダイアルの中心に向けられた6個の菱形の時インデックスからヒントを得たもので、ローマ数字のIII、IX、XIIと時インデックスを配した表面を背景として、エングレービングがまるで額装された芸術作品のように際立っている。
ダイアルのふたつの部分を視覚的に分けている細いライン、針の付け根と日付表示窓の外周には、エングレービング技法のひとつであるトランブラージュ仕上げが施されている。表面に施された半透明のエナメル層が、これらのエングレービング装飾と、メタリックグレーに豊かな表情を持たせ、立体的かつ独創的なダイアルに仕上げられている。
単体で製作してダイアルに組み込んだスモールセコンドのサブダイヤルと、A.ランゲ&ゾーネの伝統要素であるパワーリザーブ表示AUF/AB(UP/DOWN)は、ロジウム仕上げのゴールド製。それに合わせてゴールド製の針もロジウムカラーで仕上げられている。
ダイアルに設けた窓からは、ふたつのダイヤモンド受け石の間に取り付けられたワンミニッツトゥールビヨンが姿を覗かせている。さらに、ツヤ消し仕上げをしたトゥールビヨン受けの上側には、仕上げ加工の中でも最も難易度が高いとされるブラックポリッシュ仕上げが施されている。
サイズ29.5×39.2ミリのプラチナ製レクタンギュラーケースは、世界初の技術であるトゥールビヨン・ストップセコンド機構を搭載した、新しい限定モデルにふさわしいフレームと言えるだろう。プラチナ製フォールディングバックルに組み合わせたブラックのレザーベルトには、コントラストを為すグレーのステッチ入りで、ウオッチの外観に統一感をもたらしている。
 

カバレット・トゥールビヨン “ハンドヴェルクスクンスト”

  • Ref.|703.048
  • ムーブメント|手巻き(ランゲ自社製キャリバーL042.1)
  • パワーリザーブ|完全巻上げ状態で120時間
  • ケース素材|Pt950
  • ケースサイズ|29.5×39.2×10.3mm
  • ストラップ素材|ブラックレザー(グレーのステッチ入り)
  • 防水|3気圧
  • 価格|要問い合わせ
  • 数量|数量限定30本(シリアルナンバー入り)
問い合わせ先

A.ランゲ&ゾーネ
Tel.0120-23-1845
http://www.alange-soehne.com/​​