文字盤が回転して時を刻むイタリアの機械式腕時計「ミリメトロ」|Trifoglio Italia
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2019年5月9日

文字盤が回転して時を刻むイタリアの機械式腕時計「ミリメトロ」|Trifoglio Italia

Trifoglio Italia|トリフォグリオ イタリア

回転する3枚のディスクで時・分・秒を表示する
ユニークな機械式時計「ミリメトロ」

トリフォグリオ イタリアは、インテリアデザイナー兼建築家を経て腕時計のデザインを手掛けるアレッサンドロ・バルディエリ氏によって設立されたウオッチブランド。設立当初より、バルディエリ氏の豊富なキャリアから得られたさまざまなインスピレーションに基づく回転ディスク式ウオッチの製造を手掛けている。なかでもオフィスシーンをはじめ、あらゆるシチュエーションに馴染む「ミリメトロ」シリーズが好評を博している。

Text by OZAKI Sayaka

時を“動く文字盤”で表現した斬新なスタイル

トリフォグリオ イタリアの「MILLIMETRO」(ミリメトロ)は、ユニークな回転ディスクシステムを使用したウオッチだ。時・分・秒をそれぞれ表示する3枚のディスクが回転し、12時位置に配された赤い線が指す数字によって、時刻を判読する。

このユニークなウオッチは、建築やインテリアをはじめ、さまざまな分野で活躍してきたアレサンドロ・バルディエリ氏のキャリアから得たインスピレーションに基づいている。バルディエリ氏は建築の仕事に携わった際、世界最古の機械式時計は回転ディスク式であったこと、またルネサンス絵画に描かれた機械式時計もこの型であったことを知り、回転ディスク式ウオッチを主軸とするブランドを設立した。

バルディエリ氏はインスピレーションの源について「『ミリメトロ』のデザインの一部は、オートバイのスピードメーターから生まれたと思います。しかしデザインのヒントの大部分は、建築士だったころによく使用したロードメジャー(ホイール型距離計)という道具のイメージだと思います」と語る。ロードメジャーは、かつて古代ローマ時代に発明されるもヨーロッパの暗黒時代に消失した存在だったが、16世紀にレオナルド・ダ・ヴィンチが再度発明し、現在に至るまで建築や測量に用いられてきた。

バルディエリ氏もインテリアや建築の現場で距離を計測する際にこのロードメジャーを用いており、ゲージにある文字盤が回転して距離をミリメートル単位で表示することに着想を得て、このウオッチをイタリア語でミリメートルを意味する“ミリメトロ”と命名した。

トリフォグリオ イタリア ミリメトロ

トリフォグリオ イタリア ミリメトロ

このモデルはケース素材に316Lステンレススチールを採用。ミヨタ製のCal.8215 自動巻きムーブメントを搭載している。風防は、通常のミネラルグラスより傷がつきにくいK1ガラスにサファイアコートを施し、堅牢性を高めた。また12時位置に設けた扇型の拡大レンズによって、時刻数字も容易に読み取れる。ダイアルはブラック、ホワイト、ヴィンテージホワイトの3色。これにレザーストラップまたはステンレスメッシュブレスレットを組み合わせ、バリエーションを豊富に取り揃える。

アメリカでは自動車雑誌『Jalopnik』に取り上げられたことから、車とオートバイのファンの人気を得た一方、イタリアでは主に若い女性たちの間でファッションアイテムとして浸透している。ユニークなデザインだからこそ身に着ける人間の個性に馴染み、オフィスでもカジュアルでも、あらゆるシーンに溶け込むのだ。

トリフォグリオ イタリア ミリメトロ

ミリメトロ

ムーブメント|自動巻き(ミヨタ製キャリバー8215)
ケース素材|316Lステンレススチール
ケース径|42 mm
ストラップ・ブレスレット素材|レザーまたはステンレスメッシュ
防水|5気圧
価格|5万4000円(レザーストラップ)、6万円(ステンレスメッシュ) ※ともに税別

問い合わせ先

Gadget Japan(ガジェット ジャパン)

Tel.03-3664-7328

https://gadget-japan.com/

           
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