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2018年10月16日
フランスの名作ダイバーズウオッチが、いよいよ復刻|LIP
LIP|リップ
フランス初の機械式200m防水ダイバーズウオッチ
伝説の「ノーティック・スキー」が復刻
フランスの時計メーカー「LIP」(リップ)が、1967年に開発したフランス初の機械式200m防水ダイバーズウオッチ「ノーティック・スキー」を復刻した。
Text by YANAKA Tomomi
小振りな38mmケースでスッキリとしたデザイン
創業150周年を迎えたフランスの時計メーカー「LIP」。その長い歴史の中で、エポックメイクとなった「ノーティック・スキー」が、約半世紀ぶりに復刻を果たした。
フランス初の機械式200m防水ダイバーズウオッチ「ノーティック・スキー」は、ほかのダイバーズウオッチとは違い、インナー回転ベゼルや200m防水機能が付いたコンプレッサーケース、ドーム型ガラス風防を備えているのが特徴。
LIP創業者の孫に当たるフレッド・リップ氏が、どんな激しいスポーツの時でも着用できる防水時計を作りたいという想いを込めて、防水を意味する“ノーティック”、さらにリップ氏の娘がフランスの女子スキーチームのメンバーだったことからスキーの軽快な滑りとスピードを表現すべく“ノーティック・スキー”と名付けた。
「ノーティック・スキー」は1967年の発売直後から伝説のヨットマン、エリック・タバリーや海洋探検家クストーのチームが愛用したことで知られ、1968年にフランス・グルノーブルで開催されたオリンピックで注目を集めるなど、その存在感を発揮。多くの時計ファンに親しまれた経緯がある。
本作のムーブメントはMIYOTAをベースに、フランス・ブザンソンの自社アトリエでアセンブルおよび装飾を施している。ケースサイズは38mmとダイバーズにしては小振りだが、視認性と操作性を維持したインナーベゼルでスッキリとしたデザインとしている。
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