ついに誕生した“みんな”のスマートウォッチ|FOSSIL GROUP
FOSSIL GROUP|フォッシルグループ
気負わず買える価格帯がいよいよ実現!
十人十色の現在進行形スマートウォッチ
アメリカ・フォッシルグループの日本現地法人フォッシルジャパンが、2016年秋冬から日本においてスマートウォッチシリーズを販売すると発表。グループ傘下に収める7ブランド(FOSSIL、Misfit、SKAGEN、DIESEL、EMPORIO ARMANI、 kate spade new york、MICHAEL KORS)から全107型という多彩なバリエーションが一気に登場する。このビッグニュースにより、スマートウォッチのトレンドが、もう1段階、加速すると見て間違いない。
Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)
身に纏うべきは“テクノロジー”
結局のところ、時計界のトレンドは“テクノロジー”である。機械式にせよ、クオーツにせよ、先進技術による機能性、デザイン性が焦点となり、かつてない魅力的なプロダクトが次々に生み出されている。その最たる存在が、スマートウォッチだ。ただし、このアイテムにはいまだに未来志向がつきまとい、今ひとつ距離感が縮まらないというのが、おおかたの見方ではないだろうか? 「今の自分には必要ない」「もう少し、様子を見てみよう」そんな風に、スマートウォッチの動向を注視しているのが典型的なスタンスと言えるだろう。
なかでもスマートウォッチのハードルを高くしているのがバッテリー問題だ。このジャンルの牽引役であるAppleの最新モデル「Apple Watch Series 2」でも、フル充電時の駆動時間は18時間。普段は液晶表示を切って電力消費を抑えているが、それでも「連続して使い続けると一日ももたないのか」と言われたら返す言葉がない。ただしローバッテリー環境化のデバイスをフル稼働させる技術は日に日に進歩している。充電にこだわらずにボタン電池を活用するなら、既存のクオーツ時計に似た使い勝手が、すでに現実のものとなっている。
そんななか、フォッシルジャパンが傘下の7ブランドすべてでスマートウォッチの日本市場の新規参入に踏み切った。フォッシルは2015年11月にApple社前CEO率いるシリコンバレーのハードウェアメーカー「Misfit Wearables」を吸収し、ウェアラブルデバイスの開発・生産技術を強化したばかり。その万全の体制で、スマートウォッチの飛躍的な浸透を狙っている。
スタイルに合わせて選択できる3種のラインナップ
ひと口に“スマートウォッチ”と言っても、同社の場合、3種類の異なるモデルをはじめから投入している。ひとつ目が、いわゆる従来タイプの「スマートウォッチ」。文字盤が液晶表示となっていて、表示スキンを自在に変えられるのがこのタイプの強みだ。時計ケースを丸型にするなどデザインに工夫を凝らし、違和感を極力排除している点も見逃せない。
MICHAEL KORS ACCESS
スマートウォッチ
DYLAN
4万5000円(税抜)
液晶画面上にスキンを表示しているから、デジタルもアナログも表示スタイルは自由自在。アナログ針のエッジの影まで表現しているので、立体感があり、リアルに見える。アートワークにブランドの世界観が表現されているのも好印象だ。
ふたつ目が「ハイブリッドスマートウォッチ」。こちらは一般的なアナログ針を使用しているものの、針式でスマートウォッチならではの各種機能を表示する。液晶表示に心理的なハードルを抱いてしまう人も、このタイプならば違和感がないはずだ。さらにこちらは電池式のため、最大6カ月充電が不要。バッテリー問題で躊躇していた人には嬉しい選択肢だ。
SKAGEN
ハイブリッドスマートウォッチ
SKAGEN CONNECTED
2万9000円(税抜)
スカーゲンらしいミニマムなデザインが特徴。針式ゆえに表示できる情報は限られてくるが、各種センサリングや、スマホ連動によりデータを活用する機能は、このタイプでも十分に実現されている。未来感を主張しすぎていないのもいい。
そして最後が「トラッカー」。こちらは時刻表示を目的とせず、ライフログデータをセンサリングすることに特化する。もちろんスマホと連携させて各種データを表示、活用することが可能だ。ブレスレットのようなシンプルな形状は、既存の腕時計と重ね着けしても収まりがいい。
DIESEL ON
トラッカー
1万8000円(税抜)
ブランドロゴが記された部分にICチップが埋め込まれ、各種センサリングがなされる。モノトーンで統一されているので、コーディネイトの幅が広く、カジュアルクラスからプレミアムクラスまであらゆる腕時計と調和する。
以上、3種類の型式からそれぞれ代表モデルを紹介したが、いかがだっただろう? 機能的な特徴を活かしつつ、ブランドの世界観をデザインに落とし込めているのが印象的だ。スマートウォッチで3万4500円〜4万9000円(税抜)。ハイブリッドスマートウォッチで2万4000円〜5万5000円(税抜)。トラッカーで1万2800円〜2万1000円(税抜)。何より一般的なクオーツモデルと大差ない価格設定が、人気爆発の理由となりそうだ。それぞれのブランドの世界観で彩られたデザインも魅力だが、これならお試し感覚でスマートウォッチライフを体験できる。
フォッシルジャパンでは、今後、日本のウェアラブル市場が右肩上がりの勢いを見せると予測。テクノロジーを身に着けることが、ファッショナブルであると導き、多彩な販売チャンネルを用いてユーザーにアピールしていく予定だ。
大阪の「梅田蔦屋書店」では9月30日(金)から10月2日(日)の3日間、期間限定で6ブランドのスマートウォッチをいち早くチェックできるポップアップショップをオープンする。発売前にイチ早く実物に触れられるこのチャンスに、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。また当日は新製品の先行予約も受け付けている。
フォッシルジャパン
Tel.03-5992-4611
http://www.fossil.com