CHAUMET|ショパンへのオマージュ、「ダンディ エディション メトロノーム」
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2015年5月1日

CHAUMET|ショパンへのオマージュ、「ダンディ エディション メトロノーム」

CHAUMET|ショーメ

名品「ダンディ」から世界限定100本の時計が登場

ショパンへのオマージュ、「ダンディエディション メトロノーム」

ショーメから「ダンディ」コレクションの新作が発表された。世界限定100本という特別な時計は、生誕200年を迎えるフレデリック・ショパンへのオマージュである。

文=松尾 大

時計と音楽をこよなく愛する人のために

現在、ショーメが本店を構えるパリ・ヴァンドーム12番地。ここは、1849年にフレデリック・ショパンが遺作となった「最後のマズルカ」を作曲したゆかりの地でもある。そのフレデリック・ショパンが生誕200年を迎える今年、「音楽」にインスパイアされた新作「ダンディ エディション メトロノーム」が誕生した。

「ダンディ」コレクションは、完璧なまでに調和のとれたフォルムによって、すでに世界中の時計愛好家から高い評価を得ているマスターピース。この新作時計「ダンディ エディション メトロノーム」では、ダイヤル上にある台形のスモールセコンドのなかで、メトロノームがテンポを刻むように秒針が左右に振れることで、ムーブメントの要として、正確に1秒1秒をカウントするという、グラフィカルな複雑機構「メトロノミック・セコンド」が搭載されている。

音楽と時計をこよなく愛する人びとのために、この卓越した機械式時計のムーブメントを手がけたのは、ジャン=マルク・ヴィーダーレヒト氏。このスイス人マイスターによって精緻な複雑機構が誕生し、時間に特筆すべき音域が与えられた。そして、この複雑機構がもつ精巧なメカニズムは、ダイヤル上に設けられた小窓やシースルーバックからその一部を垣間見ることができる。そこから見える歯車のうち、メインの歯車は中央部分が竪琴の形に切り抜かれている。刻々と動くその歯車の回転が小窓の背後の機構を動かし、メトロノームが左右に振れながら時を刻むといった、独創的なメカニズムとなっているのだ。卓越した技巧で名を馳せる時計技師たちの協力を仰ぐという歩みをつづけてきた、ショーメならではの作品と言えるだろう。

CHAUMET|ショーメ02

「ダンディ」コレクションの正統を受け継ぐこの新作には、3色のカラーが使われており、ショパンの音楽ならではの音色を思い起こさせるものとなっている。ダイヤルとストラップを飾る“アイボリー”ホワイトと“オニキス”ブラックが、終生ピアノ曲にこだわりつづけたといわれるショパンにふさわしいピアノの鍵盤を想起。また、クッションシェイプの秒針に使用されている、ショーメのコーポレートカラーでもあるブルーが、ショパンを語るうえで欠かせない存在、ジョルジュ・サンドを象徴する「ブルーノート(青の調べ)」を思い起こさせる。

ショパンの繊細過ぎるほどの感性が生み出す音楽と「ダンディ」のカラーリングが連動しているのだという。

まさに芸術作品といえるような、この「ダンディ エディション メトロノーム」。シリアルナンバー入りで、世界限定100本。ホワイトゴールドのバックルがついたブラックアリゲーターの替えストラップもセットされている。

ケース径:38mm、ムーブメント:手巻き、パワーリザーブ:49時間、防水:3気圧
価格|258万3000円 (2011年1月発売予定)

ショーメ
Tel. 03-3613-3188

           
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