SEIKO|ガランテ「鉄腕アトム」限定モデル
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年3月27日

SEIKO|ガランテ「鉄腕アトム」限定モデル

SEIKO|セイコー

ファイトあふれるアトムの表情が、心をパワーアップ!

大人のための高級スポーツウォッチはさまざまなブランドから発売されているが、そのなかでも2005年にセイコーがコレクションをスタートさせた「ガランテ」は、とくにユニークなもののひとつだ。

文=渋谷康人

SEIKO GALANTE Mighty Atom Limited Model
セイコー ガランテ「鉄腕アトム」限定モデル

「SEXY RICH」をコンセプトに、セイコー独自のスプリングドライブ・ムーブメントを搭載し、既存のモデルにはない構造や色づかい・素材づかいでインパクトのあるデザインを追求。一度目にしたら忘れられないそのスタイルは、遊び心のある大人の男性から確かな支持を受けている。

今年の新作は、世界中で支持されるジャパン・アニメーションの金字塔のひとつで、大人の男性にとっては子ども時代の忘れられない思い出のひとつでもある手塚治虫の「鉄腕アトム」とのコラボレーションモデル。
文字盤には手塚プロダクションの監修であらたに描き起こされた、ラメ入りの青い宇宙をバックにファイティングポーズを取るアトムの姿をプリント。クロコダイルストラップもダイヤル同様のコスミック・ブルーに統一されている。

さらにムーブメントもガランテとしてははじめて時を刻む音を発する機械式とし、その心臓部であるテンプ部分の動きを文字盤10時位置から楽しめるようにオープン化。シースルーのケースバックにも、ロボットながら人間同様に熱い心を持つアトムの「ハート」を赤い印刷で表現している。また専用ボックスには、「いくぞ! ガランテ」のフレーズも書かれている。日本ならではの「アートな腕時計」として、この遊び心がわかる大人の男性にぜひおすすめしたい。

SEIKO GALANTE Mighty Atom Limited Model
セイコー ガランテ「鉄腕アトム」限定モデル

自動巻き
ステンレススティールケース&クロコダイルストラップ
ケース径45mm
シースルーバック
価格|47万2500円

BRAND HISTORY

日本を代表するウオッチブランド、セイコーの歴史は、1881年に創業者の服部金太郎氏が東京・銀座(当時の京橋区釆女町)に設立した服部時計店からはじまる。時計の小売り、修繕を行うほか、舶来物の仕入れも積極的に行い、同社は順調に業績を伸ばしていった。

1892年には、時計製造工場「精工舎」を設立し、念願だった自社製品の製造もスタートする。1895年、初の自社製造による懐中時計「タイムキーパー」、そして1913年には国産初の腕時計「ローレル」が誕生。1924年からは文字盤に「SEIKO」という欧文のブランド表記も見られはじめるようになる。

戦後、セイコーは本格的な世界進出を視野に入れ、本場スイスに追いつけ追い越せをスローガンに高精度・高品質を掲げ、自社製品のグレードアップを図っていく。そのあくなき開発の末、セイコーの最高峰商品として1960年にグランドセイコーが誕生。当時のスイス公式機関が定める高精度認定「クロノメーター」基準に比肩する、厳しい15日間の品質基準を自社内に設け高精度を管理した。

以降、「GS規格」といわれる厳格な検査基準を実施し続け、現在に至るまで徹底的なクオリティコントロールを図っている。また同じ頃、セイコーはスイス「ニューシャテル天文台コンクール」「ジュネーブ天文台コンクール」に参加しはじめ、好成績をおさめてスイス勢を驚嘆させた。

1964年には東京オリンピックの公式計時を担当。そのためにもさらなる高精度と携帯性を目指す必要があり、その際の開発研究が世界初のクオーツ式腕時計「クオーツ アストロン」の誕生にもつながっている。

同モデルが誕生したのは1969年。有名な「クオーツショック」という一大ムーブメントを、スイス時計界に巻き起こすきっかけにもなった。 こうして世界的地位を確立した後も、セイコーは、機械式、クオーツの両面から、さまざまな画期的アプローチを試みている。1974年には、国産腕時計の最高級ブランドとして「クレドール」を立ち上げる。

さらに1999年には、機械式とクオーツのメリットをあわせ持った、第3の駆動機構「スプリングドライブ」を発売。2004年にはセイコーのフラッグシップである「グランドセイコー」にもスプリングドライブを搭載し、その高度な技術力をふたたび海外勢に知らしめた。

【創業年】1881年
【創業地】日本、東京・京橋区
【主なシリーズ名】グランドセイコー、クレドール、セイコーガランテ
【問い合わせ先】セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012
公式サイト:http://www.seiko-watch.co.jp/

           
Photo Gallery