世界限定250本の「ランゲ1“25th アニバーサリー”」|A.LANGE&SÖHNE
A.LANGE&SÖHNE|A.ランゲ&ゾーネ
A.ランゲ&ゾーネのアイコニックモデル25周年を記念する
「ランゲ1“25th アニバーサリー”」世界限定250本でリリース
1994年の発表以来、A.ランゲ&ゾーネを代表するモデル「ランゲ1」の誕生25周年を記念し、「ランゲ1“25th アニバーサリー”」が世界限定数250本でリリースされる。
Text by OZAKI Sayaka
ブルートーンに統一されたエレガントな佇まい
A.ランゲ&ゾーネは1845年に設立されザクセン高級時計産業の礎を築いたブランドだが、第2次世界大戦後に東ドイツ政府による国有化が行なわれ、一時はその名が人々の記憶から消えかかった。しかし、1990年に設立者フェルディナント・アドルフ・ランゲの曾孫、ウォルター・ランゲがブランドを復活させた。
そして1994年10月24日にブランド再設立の立役者ウォルター・ランゲとギュンター・ブリュームラインが、ドレスデン王宮でブランド復興コレクション第1弾として発表した4本の腕時計のうちの1本が、「ランゲ1」なのだ。この時計の誕生から25周年を記念し、「ランゲ1 “25thアニバーサリー”」が世界限定250本で展開される。
特徴は、一段低くすることで境界を明確にしたシルバーカラーのダイアルに、ディープブルーの数字・マーカー、日付表示の数字にもブルーを組み合わせ、ブルートーンに統一されたエレガントな佇まいだ。発表当時から外観に大きな変更はないが、ムーブメントには2015年に新開発された手巻きキャリバーL121.1を搭載。瞬転式アウトサイズデイト表示とランゲ自社製フリースプラング式ヒゲゼンマイが組み込まれ、技術的な進化が見られる。
また、手作業で丹念に仕上げ装飾が施されたこのムーブメントは、ランゲ1の初代キャリバーL901.0がそうであったように、72時間のパワーリザーブを誇るツインバレルと、素材の特性を生かした洋銀製4分の3プレート、8個のゴールドシャトン、ハンドエングレービング入りテンプ受けといったランゲならではの品質の証を備えている。
さらに、WG製の裏蓋には1873年竣工のランゲ時計工房の図柄と、ウォルター・ランゲとギュンター・ブリュームラインの名前、そして「25 JAHRE LANGE 1(ランゲ1誕生25周年)」とレリーフ彫りで描かれ、ハンドエングレービング入りテンプ受けの手彫りのラインを青く色付けして強調するなど、アニバーサリーモデルにふさわしいデザインに仕上げられた。