大人の日常使いGショックが完成。タフなルックスのままMT−G史上「最薄」を 実現|G-SHOCK
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2022年6月15日

大人の日常使いGショックが完成。タフなルックスのままMT−G史上「最薄」を 実現|G-SHOCK

Presented by G-SHOCK

G-SHOCK|Gショック

「MTG-3000」は、G-SHOCKなのに圧倒的に薄い! 大人が着けやすい造形美、極まる

2023年に、誕生から40年という節目を迎えるG-SHOCK。その長い歴史のなかで、1999年11月に登場したシリーズが「MT-G」だ。“Metal Twisted -G-SHOCK”(MT-Gとは、この頭文字)とは、金属と樹脂を適所に使用したハイブリッドケースに由来する。そして今年、ケース厚12.1mmという「MT-G」史上最薄モデルが登場した。高度な耐衝撃性能はそのままに、OCEANUS(オシアナス)で培った高密度実装技術を採用。ケース構造も進化させ、これまでにない設計とした。新たなステージの扉を開いた「MT-G」の新作を、ご覧あれ。

Photographs by OKAMURA Masahiro|Text by KOIZUMI Yoko|Edit by TSUCHIDA Takashi

G-SHOCKの高度な耐衝撃構造をベースに、OCEANUSの技術を応用

耐衝撃性能の追求は“タフさ”を体現した重厚なケースに結実し、それはG-SHOCKのアイコンであり続けた。しかし「MTG-B3000」の登場により、そのアイコンが変わろうとしている。「MT-G」史上、最薄であるケース厚12.1mmを実現しているからだ。型番号も新しく「MTG-B3000」とし、ここからも「MT-G」が新たなステージを迎えたことが見て取れる。
大幅に薄型化したが、スペックダウンしていない。またそのスタイルも「G-SHOCK」のDNAである立体的かつ複雑な構造美が踏襲され、エッジの際立つパーツで構成されたダイアルからも奥行きが感じられる。まさに「G-SHOCK」の顔だ。
「MTG-B3000」は、「G-SHOCK」らしさを守りながら、大人が使いやすい、大人だからこそ使いたい「G-SHOCK」といえるだろう。
ではどこが変わったのか、順を追って説明したい。
ひとつ目が「構造の進化」である。
「MTG-B1000」「MTG-B2000」と、独自の進化を続けているモジュールを守るコアガード構造。メタルと樹脂を組み合わせ、また形状の追求により、高い耐衝撃性能を実現している。
「MT-G」シリーズの耐衝撃構造に採用されているのが、独自開発の「メタルコアガード構造」である。2013年発表の「MTG-S1000」に搭載され、また耐衝撃構造、対遠心重力性能、耐振動構造を併せ持つ「トリプルGレジスト」を採用。これらに改良を加えることで「MT-G」は独自の耐衝撃性能を追求してきた。その後、2018年発売のMTG-B1000へとメタルコアガード構造は進化する。
2020年発表の「MTG-B2000」ではメタルコアガード構造とカーボンコアガード構造を融合させた「デュアルコアガード構造」を開発・搭載する。これはモジュールを納める器型のカーボンファイバー強化樹脂製のモノコックケースを、メタル製のアウターケースとベゼルで挟むという構造を持つ。これにより高強度・高密度・軽量化を同時に実現するとともに、デザイン面でも外装のメタル使用率が上がり、これまで以上に「MT-G」らしい上質さとなったのである。
これを踏まえて本作の「デシュアルコアガード構造」の進化を見てみよう。そのポイントは、「ベゼルの役割および構造の抜本的な見直し」と「ケースバック」(裏蓋)である。
新たな「デュアルコアガード」構造では、モジュールを収納するカーボン繊維強化樹脂ケースを、ケースバックとベゼルで包み込む仕様。
これまでベゼルはプッシュボタンやリュウズを守る役割を持っていたが、ここではケースバックからベゼルまで伸びる7つの大きな爪がその機能を担う。モジュールはカーボン繊維強化樹脂ケースに収め、これをケースバックとベゼルで包み込むことで剛性が高められている。
ふたつ目が、その大きな7つの爪を有する「ケースバックの進化」である。
薄型化実現の決め手となったケースバック。側面が立ち上がった造形に仕上げることで、リュウズやプッシュボタンを守るサイドガードの役割を果たしている。
最大の特徴は一体成型であることだ。余計なパーツを持たない一体型ゆえにケースバック全体で衝撃を吸収・分散することができ、また接続部品が少ないことで、小型化・軽量化も可能になった。しかしその形状は立体的かつ複雑で、パーツ製造では高い成型技術を活かし、プレス、切削、研磨の工程を重ねてつくり出された。このパーツの完成により薄型化と耐衝撃性能を併せ持つケースが実現したといっても過言ではなく、まさに新構造の要といえる。
そして3つ目が「薄型モジュールの進化」である。
「OCEANUS」の薄型モジュール技術と、「MT-G」の耐衝撃技術の融合により誕生した厚さ12.1mmの耐衝撃薄型モジュール。
電波受信機能(マルチバンド6)とスマートフォン専用アプリ「CASIO WATCHES」により、時刻を自動で修正。つねに正確な時間を約束する。Illustration by NISHIMURA Ken(bind)
パーツの小型化・薄型化を進めながら、カシオが得意とする高密度実装技術による電子部品の集積化を図り、耐衝撃性を維持しながら基盤レイアウトを最適化している。この結果、「MTG-B1000」に比べてモジュール厚は1.45mm薄くなり、3.48mmとなった。標準電波受信およびスマートフォンリンクの2WAY方式で、使い勝手の良さを保ちつつ、モジュールがどうしても大型化してしまうGPS機構を敢えて避けたことも奏功している。
そして、ここに生かされているのがOCEANUSの技術。当初「MTG-B3000」にはOCEANUS「OCW-S5000」用に開発された薄型モジュールの搭載が検討されていたという。しかしそのモジュールではG-SHOCKの耐衝撃試験をパスすることは難しかった。そのため「OCW-S5000」用モジュールをベースに新たなモジュール開発に取り組み、完成したのが耐衝撃性能と薄型化を実現した「MTG-B3000」搭載の新型モジュールなのである。
最後に、「MT-G」の進化はバンドにもある。
それが工具を使用せずに簡単にバンドが交換できる新開発の「ワンプッシュ式交換バンド構造」。付け替えはラグの両サイドにあるボタンを押すだけという簡単なもの。しかもプッシュボタンは大型で押しやすく、押し込む際の適度なタッチも心地いい。またプッシュボタンは両サイドを同時に押すと外れる仕組みを持ち、片方だけ押しても外れる心配はない。
バンド交換は時計のメインの機能ではない。それにも関わらず、まったく手を抜かず、丁寧に作り込まれている点に感心した。衝撃を与えても外れず、幾度となくバンド交換しても壊れない――ここにG-SHOCKが進化し続ける理由、そしてG-SHOCKの矜持が見て取れた。
「構造の進化」「ケースバックの進化」「薄型モジュールの進化」。3つの進化によって誕生した「MT-G」史上、最薄「MTG-B3000」。この登場により、もはやG-SHOCKが厚いというイメージは過去のものとなった。薄型化により装着感も向上し、また自在なバンド交換によりスタイルに合わせたコーディネイトも可能だ。
働き方が多様化する現代にあって、ビジネスシーンにおいても「MT-G」の存在感が際立つシーンが増えている。そう、大人だからこそ、「MTG-3000」の魅力と性能を享受できるはずだ。
問い合わせ先

カシオ計算機
Tel.03-5334-4869
https://gshock.casio.com/jp/

                      
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