Richard Mille|リシャール・ミル|RM019 「ケルトノット」トゥールビヨン
Watch & Jewelry
2015年3月31日

Richard Mille|リシャール・ミル|RM019 「ケルトノット」トゥールビヨン

Richard Mille|リシャール・ミル

RM019 Tourbillon|RM019 「ケルトノット」トゥールビヨン

Text by OPENERS

紀元5世紀のケルト文明を象徴する代表的な芸術作品である“ケルトノット模様”。このミステリアスで無限につづくパターンは、「人生には始めも無ければ終わりも無く、魂は不滅の存在である」と示唆するもの。鬼才リシャール・ミルは、この古(いにしえ)からの永遠のシンボルを、複雑極まりないトゥールビヨン・ウォッチに融合させて、“時を超越した時間”という新たな概念をもつ「RM019」を完成させた。

スケルトン文字盤を見ると、ダイヤモンドをあしらった一本のラインが、香箱、パワーリザーブ・インディケーター、そしてトゥールビヨンを辿りながら、ケルトノット模様を表現しているのがわかる。そして、その流れるようなラインのなかでは、オフセンターに配された時分針が優雅に時を刻んでいる。

また裏蓋側を見ると、サファイアクリスタル製のシースルーバックを通して、一面にブラック・オニキスを使用したメインプレートが見られる。この希少な天然石は、地球への有害なエネルギーをうまくそらして安定性をもたらすといわれ、平穏な心と創造力を助長する石と考えられてきた。また、オニキス製のプレートの6時方向には、3本の弧が交差したケルトノットがあしらわれ、洗練された美しさにさらに磨きをかけている。

このようなタリスマンウォッチとしての神秘的な側面のほかに、RM019には、
リシャール・ミルの本領とする技術的特性を象徴するような、新開発の機構も搭載されている。それは、香箱に直結する差動ギア・システムを採用したパワーリザーブ・インディケーターだ。10時と11時のあいだにレッドラインを備えた回転ディスクが設置されていて、巻き上げの必要の有無が瞬時に見て取れるのである。

プリミティブで神秘的なモチーフと、時計製造技術の粋を極めた21世紀のタイムピース。RM019には、18KWGケースとPGケースが用意され、各15本限定のプレミアモデルとして発売されている。

Richard Mille RM019 Tourbillon|リシャール・ミル 「ケルトノット」トゥールビヨン
手巻き
毎時2万1600振動
ケース縦×横×厚|45×38.3×12.15mm
18KWGケース
アリゲーターストラップ
生活防水|5気圧防水
価格|3780万円

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