Hamilton|自由と冒険を求めた男たちの精神的シンボル!伝説的ウォッチの数かず
Watch & Jewelry
2015年3月26日

Hamilton|自由と冒険を求めた男たちの精神的シンボル!伝説的ウォッチの数かず

Hamilton|ハミルトン

自由と冒険を求めた男たちの精神的シンボル

ハミルトン、今よみがえる伝説的ウォッチの数かず

2011年3月24日からスイスでおこなわれるバーゼルワールドに先がけて、最新作を公開したハミルトン。チャップリンの名作『モダンタイムス』をテーマに、アメリカ発祥のスピリットで新風を吹かせた。

文=本間恵子写真=門井 朋

磨き抜かれ、モダンにリバイバル!

ハミルトン発祥の地はアメリカ。1892年の創業だ。馬車に代わって鉄道、車両、船舶が活躍し、さらには航空機の開発で人びとが空を飛ぶ夢までかなえた、時代の大転換期を実体験したブランドである。自由へのつきせぬ思い、まだ見ぬ国への憧れを抱いた開拓者たちの熱い思いが、時計のすみずみに備わっているのだ。

今春バーゼルワールドに先がけ、特別公開された新作は、ハミルトンが誇る名作の数かずからインスパイアされている。たとえば米海軍で使われたマリンクロノメーター、空軍パイロットのナビゲーションウォッチなどは、ハミルトンの高精度ぶりが評価されて公式に発注された名作だ。それらが現代的な洗練性とともにリバイバルされたのである。

ルーツに立ち帰ったともいえるレトロマスキュリンなデザインは、さまざまな着こなしにフィットするフレキシビリティをもつ。冒険心をかきたてるアメリカンクラシックの真髄が、ハミルトンのウォッチでしっかりと味わえるのだ。

Hamilton|ハミルトン01

ジャズマスター シノマティック
レトロフューチャーな名作をリアルに再現

ただの懐古趣味に終わらない、レトロモダンの世界を目指した今年のハミルトン。なかでも一際目立つモデルは「ジャズマスター シノマティック」で、1960年代の発売当時に人気を博したモデルを復刻したデザインとなっている。シノマティック(Thin-O-Matic)とは極薄(Thin)の自動巻き(Automatic)時計を表したネーミング。伸縮して腕にフィットする「フレックスブレス」、レトロな旧ブランドロゴ、シャンパンゴールドカラーの文字盤、そしてスレンダーなシルエットのすべてが、大人びたイメージをかもし出している。

自動巻き、直径38mmステンレススティールケース、5気圧防水、9万9750円(予価)。3月発売予定。


Hamilton|ハミルトン02

カーキ スカイマスター UTC
空の覇者に愛されたGMTの機能美を再び

ハミルトンは空軍からもパイロットたちのための精緻な軍用時計をオーダーされ、海軍用もふくめると100万点以上の軍用時計を生産していた歴史をもつ。この最新作は1940~50年代、かつてパイロットが命を託したナビゲーションウォッチへのオマージュとして生まれた注目のモデルだ。24ヵ所の国際空港コードの表示や、第二時間帯表示を備えたGMT機能をもつのが特徴。スカイマスターとは「空の覇者」という意味で、アンティーク感溢れる味わい深い仕上げに、空への思いをにじませているようだ。

自動巻き、直径42mmステンレススティールケース、30気圧防水、GMT表示、シルバーダイヤル 、ダークブラウンベッカリー型押しカーフストラップ、11万5500円(予価)。7月発売予定。


Hamilton|ハミルトン03

ジャズマスター スピリット オブ リバティ
ドレスウォッチに変身した海の男のロマンス

航海用精密時計、マリンクロノメーターを米海軍の要請で作っていた事実は、それだけハミルトンが絶対的な信頼を得ていたことを示している。今回の新作は、1940年代当時の軍用マリンクロノメーターを思わせるクラシックなデザインにくわえ、文字盤に「Without liberty, life is miserable - Andrew Hamilton」(自由なき人生なんて惨めなものだ)というアンドリュー・ハミルトンの言葉をあしらった。アンドリュー・ハミルトンはブランドの名の由来となった人物。自由を貴ぶアメリカの精神が、この新作にはこめられているというわけだ。

自動巻き、直径42mmステンレススティールケース、10気圧防水、シルバーダイヤル 、
ブラックカーフストラップ、15万9600円(予価)。世界限定1892本。4月発売予定。


Hamilton|ハミルトン04

カーキ パイオニア オートクロノ
徹底したヴィンテージ仕上げを粋に楽しむ

1940年代のパイロットウォッチが、70年の月日を経て今、状態のよいデッドストックとして発見されたら……。そんな空想をそのまま実現してしまったかのようなモデルが「カーキ パイオニア」だ。特徴的なコブラ針、コインエッジのベゼル、操作性の高い丸いリュウズなどは、1940年代のオリジナルモデルを忠実に再現したもの。一方で、文字盤は経年変化で日焼けしたようなベージュ色に仕上げ、レザーストラップも風合いのあるカーフを選んでいる。上質なヴィンテージをつけている気分になれる、ディテールに凝ったパイロットウォッチといえそうだ。

自動巻き、直径42mmステンレススティールケース、10気圧防水、ブラウンカーフストラップ、16万8000円(予価)。5月発売予定。

ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
Tel. 03-6254-7371
http://www.hamiltonwatch.jp/

           
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