京都洛北に残された密やかな「庭」に、アマン京都が開業|AMAN KYOTO
LOUNGE / TRAVEL
2019年10月24日

京都洛北に残された密やかな「庭」に、アマン京都が開業|AMAN KYOTO

AMAN KYOTO|アマン京都

洛北に広がる「森の庭」。アマン京都が、いよいよ誕生

2019年11月1日(金)、日本で3つ目のアマンが開業する。「アマン京都」は、洛北に広がる「森の庭」にひっそりと佇む26の客室からなるプライベートリゾート。あるがままの自然を生かした静寂の地で、アマンならではのより奥深い古都の魅力に触れられる。

Text by TSUCHIDA Takashi

古都に佇む安息の地で、京都の芸術文化に浸る

京都の北、左大文字山から続く鷹峯三山の麓に息づく、忘れ去られていた美しい森と庭がアマン京都として甦る。金閣寺も徒歩圏内の鷹峯地区は、江戸初期に琳派(りんぱ)の創始者、本阿弥 光悦(ほんあみ・こうえつ)が居を構え、芸術村として栄えたことでも知られている場所だ。光悦寺や源光庵、常照寺など、茶室や庭が美しい名刹が点在し、京都の芸術文化に浸るには理想的なロケーションでもある。
アマン京都は、自然林を有する約32万平方メートルの広大な敷地にある。紙屋川に沿って変化に富んだ地形に建つアマン京都は、かつての所有者が織物美術館を創ることを夢見て、年月をかけて庭を育んできた密やかな安息の場所となっている。
アマン東京やアマネムを手がけたケリー・ヒルアーキテクツによる建物は、自然の庭の繊細な美しさを損なわないよう配慮されたミニマルな建築。広い敷地内には、アライバル棟、リビング棟(オールデイダイニング)、レストラン棟(日本料理)、スパ棟、24の客室がある4つの宿泊棟、そして2ベッドルームのヴィラをそれぞれに有する2つの棟が点在する。森に溶け込んだ2階建ての4つの宿泊棟は、壁一面の窓から林や小川の景観を楽しむことができる。また2棟のヴィラは、楓や杉の樹々を見下ろす高台に位置する。
26の客室はいずれも日本旅館に受け継がれた伝統を踏襲しながらモダンに昇華させ、自然の景観を最大限に尊重。すべての家具と照明はアマン京都オリジナルデザインの特注であり、各空間にしつらえられた工芸品は、研ぎ澄まされた日本の美学と創造性を反映している。
アマン京都は2つの料飲施設を備える。レストラン棟にあるオールディダイニングの「ザ・リビング パビリオン by アマン」には、暖炉が置かれ、庭をオープンテラス越しに眺めながら、朝食、洋食や京都のおばんざいスタイルの食事のほか、アフタヌーンティ、竹籠で提供される軽食とともに屋外でのピクニックなども楽しめる。また敷地内の趣あるオープンスペースでは、プライベートダイニングやウェディングのイベントなどもアレンジでき、特別な空間で思い出に残る時間を過ごすことが可能だ。
一方の日本料理「鷹庵」では、本阿弥 光悦という稀代の芸術家ゆかりの鷹ヶ峰において、空間、花、器、そして料理が見事に一体化した至高のおもてなしで、季節の食材を使った美しい日本料理を堪能できる。
アマン京都の近郊に湧き上がる天然温泉を備えたアマン・スパでは、古くから日本人に愛されてきた宇治茶、丹波の黒豆、地酒、コールドプレスの椿オイルやきびそ繭、金箔など、美と健康に使用されてきた自然由来の材料を用いて、優れたトリートメントを提供。庭のオープンスペースでは、ヨガや瞑想などのエクササイズも楽しめる。
問い合わせ先

アマン京都
https://www.aman.com/

                      
Photo Gallery
More
  • 京都洛北に残された密やかな「庭」に、アマン京都が開業|AMAN KYOTO