上原ひろみ、あのスタンリー・クラークの新トリオに全面参加
唯一無二の天才ピアニスト、上原ひろみ
あのスタンリー・クラークの新トリオに全面参加
ニューヨークを拠点に世界中で活躍するジャズピアニスト、上原ひろみ。
昨年のチックコリアに引きつづき、今回はリターン・トゥ・フォーエヴァーのベーシスト、スタンリー・クラークのニュープロジェクトに全面参加。
ニューアルバム『ジャズ・イン・ザ・ガーデン』を4月15日にリリースする。
若き天才ジャズピアニストと、実力派ベテラン・ミュージシャンが生み出す美しきケミストリー
まるで天に飛んでいくようなあふれるほどの音を奏で、私たちに元気を与えてくれる上原ひろみ。スタンリー・クラークとレニー・ホワイトという超実力派アーティストとの共演で、彼女のテクニックとセンスを新しいかたちで魅せてくれた。
スタンリー・クラークといえばチック・コリアと結成した「リターン・トゥ・フォーエヴァー」で一世を風靡した、ジャズ界の偉大なるベーシスト。ジェフ・ベックとのセッションでみせた超人的なプレイにより、ロックリスナーにも支持されるように。
そして彼のバンドに途中加入したレニー・ホワイトは、マイルス・デイビスをはじめ数々の歴史に残るミュージシャンとセッションを重ねてきた名ドラマー。プロデューサーとしての確かな腕ももつ。
彼らのような素晴らしいミュージシャンたちとセッションしてこそ、上原ひろみの底知れぬ才能がよりいっそう活きることを実感させられる一枚だ。
クラークと上原による作曲、共作をメインに、「さくらさくら」や、デューク・エリントン、マイルス・デイビスの楽曲も収録された今作。全体的にしっとりと聴かせてくれる楽曲が多く、「Three Long Notes」での美しいピアノの散歩には、胸をしめつけられるような恍惚感を覚えるほど。
意表をつかれたのは、イントロから美しい和音が重なる「Under The Bridge」。いわずもがな、米国ロックバンド、レッド・ホット・チリペッパーズのカバーである。スタンリーによる深みあるメロディラインと上原の繊細なピアノが、原曲の切なさをまったく新鮮な空気で届けてくれ、ラストは彼女のアドリブが別世界へといざなう…。
タイトル|JAZZ IN THE GARDEN (ジャズ・イン・ザ・ガーデン)
アーティスト|The Stanley Clarke Trio with Hiromi & Lenny White
(スタンリー・クラーク・トリオ/上原ひろみ/レニー・ホワイト)
ジャンル|ジャズ
レーベル|ユニバーサル クラシックス&ジャズ (テラーク)
価格 | 2500円
日本盤のみボーナストラック “L’s Bop” 収録
リリース|2009年4月15日 (日本先行リリース)
UEHARA Hiromi
ボストンはバークリー音楽院在学時代にジャズの名門テラーク・レーベルと契約し、2003年に23歳という若さで世界デビュー。2005年からニューヨークを拠点に活動の輪を広げつづけている。
彼女の音楽はアメリカのみならず世界で幅広く認められ、全米、ヨーロッパ、中東、北欧からアフリカまで、各国でのツアーは大成功を収めた。もちろん、日本でもそのテクニックで玄人ジャズフアンをうならせるだけでなく、予想できない彼女独自のジャズで我々を楽しませ、人気ピアニストとして不動の地位を築いた。
2008年4月には縁の深いチック・コリアと武道館でピアノデュオ公演を成功させ、5月に発表した「ビヨンド・ザ・スタンダード」では、ジャズ作品としては異例のオリコンチャートTOP10を記録。「第50回日本レコード対象優秀アルバム賞」、「第42回ジャズディスク大象<金賞>」「第23回日本ゴールドディスク大賞<ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー>」を総なめにするなど、数々の快挙を成し遂げている。