MUSIC|エレクトロ界の巨人、ダフト・パンクがついに動き出す!
MUSIC|セカイヨ、オドレ──エレクトロ界の巨人、ダフト・パンクがついに動き出す!
5月22日(水)、8年ぶりのニュー・アルバムをリリース
いまのダンス・ミュージック・シーンを作った張本人と言っても過言ではないほど、ジャンルを越え、国を越えて支持されるエレクトロ界の巨人、Daft Punk(ダフト・パンク)。2005年にリリースした『原点回帰(原題:Human After All)』以来、8年間ほとんど音沙汰のなかった彼らがついに動き出す!
Text by TANAKA Junko (OPENERS)
結成20周年を飾るにふさわしい“一大事件”
母国フランスはもちろん、世界中のアーティストに影響を与えつづけている覆面デュオ。それが1993年、トーマ・バンガルテルとギ=マニュエルによって結成されたダフト・パンクだ。2001年にリリースしたセカンド・アルバム『ディスカバリー』では、ふたりの夢だったという、日本漫画界の巨匠、松本零士氏とのコラボレーションが実現。代表曲のひとつである「ワン・モア・タイム」をはじめ、アルバムの収録曲すべてに松本氏がアニメーションを描き下ろし、内外で大きな話題を呼んだ。
2005年にサード・アルバム『原点回帰』を発売後、約2年間にわたるワールド・ツアーをおこなうも、その後は映画『トロン』のために手がけたサウンドトラックをのぞけば、活動休止状態だった彼ら。だが結成20周年を迎える今年、レーベルを移籍し、8年ぶりに再始動するというニュースが飛び込んできた。その一挙手一投足が注目される彼らのこと。その発表の仕方も“普通”ではなかった。
それは3月2日(土)の夜、人気バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」内での出来事だった。突如スポットCMが投下され、バンガルテルとギ=マニュエル、ふたりのヘルメットが合体したニュー・アルバムのアートワーク(トップ画像を参照)が登場した。同時刻、それを彼らのオフィシャル・サイトとFacebookでも公開したところ、世界中からアクセスが集中し、サイトが一時ダウンするというハプニングに見舞われ、Facebookにいたっては、1日で10万以上の「いいね!」が押され、シェアの数が1万を超えたという。いかにファンが彼らのニュー・アルバムを待ち望んでいたのかを伺い知ることのできる事件だ。
5月22日(水)にリリースされる(米国では5月21日リリース予定)『ランダム・アクセス・メモリーズ』。コンピュータのメインメモリに使用される記憶装置、「RAM(Random Access Memory)」を複数形にしたこのタイトルは、ダフト・パンクの考える人間らしさを表現したもの。3月23日(土)に再び投下されたスポットCMのあと、世界各国のiTunesで予約注文がスタートするやいなや、たった1日で世界6カ国のアルバム・チャートでトップ10入りを果たした。
世界中が待ち焦がれたダンス・ミュージックが再び地球に降り立つ!
『ランダム・アクセス・メモリーズ』(日本盤)
ダフト・パンク
2520円(SICP3817)
全13曲(日本盤はボーナス・トラック収録予定)
Columbia / Sony Music Japan International(SMJI)
2013年5月22日(水)発売
http://www.sonymusic.co.jp/daftpunk
http://www.randomaccessmemories.com/