MUSIC|トム・ヨーク率いるアトムス・フォー・ピースのファースト・アルバム発売が決定!
MUSIC|トム・ヨーク率いるアトムス・フォー・ピースのファースト・アルバム発売が決定!
日本盤は世界に先駆け2月20日に先行リリース
昨年9月、突如ホームページ上で新曲「デフォルト」を公開し、ファンを熱狂の渦に巻き込んだアトムス・フォー・ピース。本格始動してから約半年、いよいよ待望のファースト・アルバム『アモック』がリリースされる。
Text by TANAKA Junko (OPENERS)
ひと足先に新曲リリースという“お年玉プレゼント”も
レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークを中心に、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、ベックのプロデューサーとして知られるナイジェル・ゴドリッチらによって結成された、アトムス・フォー・ピース。もともとは、2006年に発売されたトム・ヨークのソロ・アルバム、『ジ・イレイザー』をライブで演奏するために集まった5人のメンバーだ。一緒にやってみたところ、あまりにもしっくりきたため、バンドを結成するにいたったのだという。
「このバンドは、継続的かつオープンエンドなプロジェクトで、いったいどこにたどり着くことになるのか、ぼく自身もわからない。だけど、それこそがこのプロジェクトの魅力なんだ」(トム・ヨークがレディオヘッドのホームページに寄せたコメント)
2010年には全米ツアーをおこなったほか、各地のロックフェスティバルに出演。日本のファンには、同年の「フジロック・フェスティバル」が初お披露目となった。その後、数日間スタジオに入って曲もつくりあげた彼ら。正式音源のリリースを待ち望むファンを2年間も待ちわびさせたのには、それなりの理由があったようだ。
「スタジオでできた曲たちを、しばらく作業進行中のままあたためておくことにしたんだ。エレクトロニックとライブ……この2つの領域のあいだにどっぷりと漬けておいたのさ」と話すヨークの言葉どおり、彼とゴドリッチは2年間を費やし、スタジオやラップトップ上で煮たり焼いたりして、曲をじっくり育ててきた。
そうして出来上がった待望のファースト・アルバム『アモック』が、いよいよ2月20日(水)、世界に先駆け日本で先行リリースされる。昨年9月、電撃的に発表されたファースト・シングル「デフォルト」をはじめ、まさにエレクトロニックと楽器演奏によるライブ感とが、絶妙なバランスで融合した珠玉の9曲が収録されている。
さらに、発売日まで辛抱強く待ちつづけるファンに、セカンド・シングル「Judge Jury and Executioner」発売というひと足先の“お年玉プレゼント”が届いた。2年前の「フジロック・フェスティバル」でも披露されたこの楽曲を聴きながら、アルバムの到着を待ちたい。
Before Your Very Eyes
Default
Ingenue
Dropped
Unless
Stuck Together Pieces
Judge Jury and Executioner
Reverse Running
Amok