MUSIC|女声2人+男声6人のア・カペラ グループ“ヴォーチェス・エイト”とともに過ごすクリスマス
MUSIC|女声2人+男声6人のア・カペラ グループ
“VOCES 8”とともに過ごすクリスマス
「ア・カペラ グループ“VOCES 8(ヴォーチェス・エイト)”はただものではない。想像力をかきたてる表現力とバランスのとれたプログラムで、圧倒的な存在感を示す」(クラシカル・ミュージック・デイリー)──ロンドンから飛び出した驚異のボーカルグループ、ヴォーチェス・エイトが来日。客席と一体で楽しむライブパフォーマンスは、クリスマスにもぴったりだ。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by Prince & Walker Photography
ア・カペラと合唱を組み合わせたステージは必見!
ヴォーチェス・エイトは、イギリスの8人の若手歌手によって結成された、現代の最前線をいくア・カペラ グループ。数かずの受賞経験を持つ彼らは、ルネサンスのポリフォニーからユニークな編成のジャズやポップスまで幅広いレパートリーを有し、そのすばらしいパフォーマンスと洗練された歌唱力、声楽の可能性を最大限に活かした音色で、世界中から非常に高い評価を得ている。
彼らがはじめて日本に来たのは、2011年のラ・フォル・ジュルネ(「熱狂の日」音楽祭)。4声にアレンジしたブラームスの「子守唄」を会場に集まった人びとと合唱し、震災後に元気を失っていた日本人の心に再び光を灯してくれたのが記憶にあたらしい。
今回のライブのプログラムは、「アウェイ・イン・ア・メインジャー」から「きよしこの夜」、ビートルズの「ツイスト&シャウト」、シナトラの「ムーン・リバー」……と幅広い。クラシックだけでなく、ポップスやロックまでを独自のアレンジでカバーする圧巻のステージを、その耳で堪能いただきたい。
VOCES 8|ヴォーチェス・エイト
2003年にウェストミンスター寺院聖歌隊出身者たちで結成され、2005年にイタリアのゴリツィア国際合唱コンクールで優勝。以降、イギリスをはじめ、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアなどで精力的に演奏活動をおこなっている。