国内外の音楽文化を歓ぶ「Worldwide: Japan Project」|MUSIC
MUSIC|モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2016がプロデュース
テーマは「日本の美意識」と「サンバの歩み」
2016年10月8日に、特別企画「Worldwide: Japan Project」が開催される。プレゼンターをジャイルス・ピーターソンが務め、テーマが異なる2つのライブを実施するという豪華な音楽イベントだ。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
2つのライブを”フリーコンサート”という形で実施する
「Worldwide: Japan Project」は、モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2016がプロデュースする、恵比寿文化祭内の特設ステージで行うフリーコンサートだ。
特徴は、異なる2つのテーマを設け、それぞれそのテーマに沿ったライブを行うこと。今回は、「日本の美意識」と「サンバの歩み」をテーマに、イベントを構成する。
「日本の美意識」をテーマにした『JAPAN STAGE in TOKYO』は、南仏最大級の音楽祭「Gilles Peterson’s Worldwide Festival 2016」でスタンディング・オベーションを浴びたステージを、日本のオーディエンスに向けて再構築したもの。井上純氏のフィジカルなライヴ・ペインティング、Kan Sano氏のエモーショナルな鍵盤、そして熊谷和徳氏のタップダンスを組み合わせたパフォーマンスを披露する。
また、「サンバの歩み」をテーマにした『サンバ100周年の歩み 100 Years of SAMBA』は、サンバの歴史を紐解くライブとなる。リオデジャネイロで生まれた音楽「サンバ」のファースト・レコーディングが行われてから今年で100年。1916年に収録・発売された楽曲『ペロ・テレフォーニ(電話で)』はサンバをジャンルとして確立したといわれる。
そのサンバの歩みを記念する、この日限りのスペシャル・バンドが演奏を披露する。音楽監督は、伊藤ゴロー氏。ゲストには、サンバの巨人といわれるマルチーニョ・ダ・ヴィラを父に持つ音楽家マイラ・フレイタス氏をブラジルから迎える。アフリカのリズムとヨーロッパのメロディが融合し喜びや悲しみも表現される美しい音楽“サンバ”を味わうことができる。
プレゼンターはジャイルス・ピーターソン氏。「Worldwide: Japan Project」を通じて、芸術の秋を楽しんでみてはいかがだろう。
Worldwide: Japan Project
日程|2016 年10 月8 日(土曜)
時間|14:50~
会場|恵比寿ガーデンプレイス センター広場 恵比寿文化祭特設ステージ
東京都渋谷区恵比寿4-20
http://www.shalala.co.jp/wwjpn/