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2020年3月7日
自転車ロードレースチームの戦いに密着した記録映画『栄光のマイヨジョーヌ』|MOVIE
MOVIE|新米チームが逆境に挑んだ5年間の記録
自転車レース特有のチームプレイが築いた“ALL FOR ONE”の精神を描くスポーツドキュメンタリー映画『栄光のマイヨジョーヌ』
映画『栄光のマイヨジョーヌ』は、オーストラリア初のプロ・サイクリング・ロードレースチーム“グリーンエッジ”の物語。発足から5年に渡り、チーム内部から彼らのレースツアーに密着したドキュメンタリーだ。新生チームが逆境に挑んだ奇跡の記録が、東京・新宿ピカデリー、大阪・なんばパークスシネマにて大ヒット公開中。
Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi
自転車チーム“グリーンエッジ”の5年間に密着したヒューマン・ストーリー
映画『栄光のマイヨジョーヌ』は、オーストラリアのプロ・サイクリング・ロードレースチーム「グリーンエッジ」に密着し、チーム発足から5年に渡るツアーを追ったスポーツドキュメンタリー映画。撮影はフランス、スペイン、イタリア、ベルギー、コロンビア、南アフリカ、アメリカ、オーストラリアで行なわれた。作中では、若手からベテランまでが混在するチームにおいて、選手一人ひとりが目標を達成していく過程で芽生える信頼や、エースを優勝へ導くためアシストに徹する自転車ロードレース特有のチームプレイを通して築かれる「ALL FOR ONE」(原題)の精神が描き出される。
ダン・ジョーンズ監督は、グリーンエッジについて「チーム編成は既存のアプローチとは違っていて、何よりも競技者を結果だけで選出しませんでした。それぞれの個性や、どのようにチームに溶け込めるかに重点を置いたのです。厳しい練習が基本とはいえ、競技から離れて楽しむことも重要だというアプローチ。それは伝統のある自転車競技の世界では白い目で見られてしまうリスクでもあります。しかしグリーンエッジの何がユニークかといえば、楽しむことも大切なレーサーの仕事なのです」と語った。また、本作についても「まさにジェットコースターのように急上昇や急降下、そして笑いに満ち溢れた5年間のツアーを多くの人々に観てもらうことがこの映画の目的です。この映画は単なる自転車競技についての映画ではなく、ヒューマン・ストーリーなのです」と述べている。
そして、累計発行部数2500万部を突破した自転車漫画の金字塔『弱虫ペダル』(秋田書店刊)の作者・渡辺航氏は「ロードレースはよく人生に例えられます。挫折や栄光、多くの失敗、仲間の存在、心から楽しむこと――。チャベスのレースでの劇的復活、その勝利を喜びながらも『年をとるのはやだね、若い奴らばかりが勝つよ』そう言っていたベテラン選手のヘイマンは、何度も挑戦し続けてきたクラシックレースで……最後に奇跡を起こします。これが掛け値なく本当の出来事なのだから、ロードレースはファンタスティックなんです! 『諦めず進む勇気』をもらえる映画です」と絶賛のコメントを寄せた。
映画『栄光のマイヨジョーヌ』は、現在、東京・新宿ピカデリー、大阪・なんばパークスシネマにて大ヒット公開中、3月13日(金)からはさらに全国で拡大公開する。
2.28(金)公開『栄光のマイヨジョーヌ』劇場版予告篇
via www.youtube.com
『栄光のマイヨジョーヌ』原題“ALL FOR ONE”
監督・撮影|ダン・ジョーンズ
編集|マーカス・コブレディック、ダン・ジョーンズ、マーク・ファラフェイ
配給|株式会社ピクチャーズデプト
2017年/オーストラリア/英語、スペイン語/103分/カラー/16:9/ステレオ/Digital 2K
東京・新宿ピカデリー、大阪・なんばパークスにて大ヒット公開中/3月13日(金)より全国にて順次公開
監督・撮影|ダン・ジョーンズ
編集|マーカス・コブレディック、ダン・ジョーンズ、マーク・ファラフェイ
配給|株式会社ピクチャーズデプト
2017年/オーストラリア/英語、スペイン語/103分/カラー/16:9/ステレオ/Digital 2K
東京・新宿ピカデリー、大阪・なんばパークスにて大ヒット公開中/3月13日(金)より全国にて順次公開
問い合わせ先
『栄光のマイヨジョーヌ』
http://www.greenedge-movie.com