MOVIE|香港興行収入No.1 『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』
MOVIE|すでに続編も決定! 2012年香港興行収入No.1のメガヒット
警察内部の汚職と誘拐事件をテーマにしたサスペンスアクション
十年に一本の傑作! 『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』
2012年香港興行収入No.1のメガヒットを記録。“香港アカデミー賞”といわれている第32回香港電影金像奨主要9部門を受賞したサスペンスアクション『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』が、10月26日(土)よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開。
Text by KUROMIYA Yuzu
『インファナル・アフェア』以来の衝撃
テロ・誘拐事件から汚職事件へ。香港警察における複雑な組織構造や内部事情を、これまでになくリアルに描き上げた『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』。
二転三転する、先の読めない脚本とともに監督を務めたのは、これまで助監督や美術スタッフとして数々の作品を手がけてきたリョン・ロクマンとサニー・ルク。本作が初監督とは思えないほどの、スピーディかつ洗練された演出を披露し、一躍ヒットメーカーの仲間入りを果たした。
さらに、ベテランから若手まで、香港映画界を代表する豪華キャストが結集。リー副長官には、香港電影金像奨で最優秀主演男優賞を受賞した名優、レオン・カーファイ。対するラウ副長官には、“香港四大天王”としても知られるのアーロン・クォック。また、『インファナル・アフェア』のアンディ・ラウも「保安局」局長役で特別出演。そこに『天使の涙』のチャーリー・ヤンが、男たちの熱いドラマに華を添えている。
お前が敵か、自分が敵か。警官としての正義が試される
ある晩、香港最大の繁華街・モンコックで爆破事件が起こり、その直後に5人の警官が車両ごと消える事件が発生した。海外出張中の警察長官に代わって、捜査の指揮を執るのは「行動班」を率いる副長官・リー。車両のなかに一人息子・ジョーがいると知った彼は、警察のプライドを懸け各組織の人員を総動員した前代未聞の人質救出作戦「コードネーム:コールド・ウォー」を遂行する。だが「保安管理班」を率いる副長官・ラウは、非常事態レベルを上げるリーの公私混同とも取れる捜査方法に疑問を持ち次期長官候補である両者は激しく対立する。一方、密告者により汚職捜査機関が介入し、リーとラウにも容疑がかかりはじめる。
早くも、あらたなキャラクターをくわえた続編の制作が決定している本作。事件の真相とその驚愕の結末を、ぜひその目で確かめて欲しい。