MOVIE│宮本輝文学の最高峰を映画化した『草原の椅子』
MOVIE│試写会に15組30名様をご招待
“世界最後の桃源郷”パキスタン・フンザへの一歩を踏み出す旅
宮本輝文学の最高峰を映画化した『草原の椅子』
芥川賞作家の宮本輝が阪神・淡路大震災をきっかけに、シルクロード6700キロ、40日間に及ぶ苛酷な旅をもとに執筆した『草原の椅子』が映画化され、2月23日(土)から全国ロードショーされる。OPENERSではそれに先立ち、1月30日(水)に虎ノ門のニッショーホールで開催される試写会に15組30名様をご招待する。
Text by YANAKA Tomomi
ヒットメーカー原正人が構想10年の末に映画化を実現
阪神・淡路大震災で自身の家を失った宮本輝が、その半年後にシルクロードを旅した体験をもとに、喪失と再生をテーマに綴った小説『草原の椅子』。50歳で親友となった男ふたりと、つらい過去を胸に秘め陶器店を営む女性、そして育児放棄で心を閉ざした4歳の少年が運命に導かれるように出会い、世界最後の桃源郷といわれるパキスタン・フンザへの旅であらたな一歩を踏み出していく姿を描く物語は、宮本文学の最高峰ともいわれている。
この名作に、『戦場のクリスマス』や『乱』『武士の家計簿』など日本を代表する名作を多数世に送り出してきたヒットメーカーでもあるエグゼクティブプロデューサー原正人が感銘を受け、構想10年の歳月を経てついに映画化が実現した。
また、監督は『八日目の蝉』で日本アカデミー賞をはじめとする数かずの映画賞を総なめにした成島出が務め、役者として圧倒的な存在感を放つ佐藤浩市とタッグを組んだ。このほかにも西村雅彦や吉瀬美智子、小池栄子、AKIRAら個性的な役者が脇を固めている。
広大無辺の大地を目指した旅の果てに、それぞれが手にするものとは
遠間憲太郎はバツイチのカメラメーカーのサラリーマン。50歳を過ぎ、ひょんなことから取引先の富樫や、遠間がひそかに想いを寄せる陶器店オーナーの貴志子との間に友情が芽生えてゆく。そんな折り、育児放棄で心に傷を負い、他人になかなか心を開かない4歳の少年、圭輔と出会う。
将来に不安を残すほど大きな傷を負っている圭輔に遠間たちは心を痛める。そして、偶然に手にした、草原に椅子がぽつんとある写真に心を奪われた遠間は、圭輔や自分たちの生きる道を探すため、撮影された「最後の桃源郷」と呼ばれるフンザへの旅立ちを決意する。
広大無辺の大地を目指した旅の果てに、それぞれが手にするものとは――。圧倒的なロケーションとともに、それぞれがあらたな一歩を踏み出す姿を見届けたい。
『草原の椅子』一般試写会
15組30名様をご招待!
日程│1月30日(水)
時間│開場18:00、開映18:30
会場│ニッショーホール
東京都港区虎ノ門2-9-16
応募締切│1月18日(金)午前10時まで
応募は終了しました。
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『草原の椅子』
2月23日(土)全国ロードショー
監督│成島出
エグゼクティブプロデューサー│原正人
出演│佐藤浩市、西村雅彦、吉瀬美智子
配給│東映
2013年/日本/139分