MOVIE|沖縄の豊かな自然、文化を舞台にしたロードムービー『カラカラ』
MOVIE|モントリオール映画祭で2部門受賞
沖縄の豊かな自然、文化を舞台にしたロードムービー『カラカラ』
国籍や年齢もまったくちがうふたりの男女が、豊かな自然や文化をもつ沖縄を舞台に旅するロードムービー『カラカラ』が2013年1月12日(土)から沖縄シネマQで先行上映、19日(土)からは新宿ピカデリーほかで公開される。公開に先立ちOPENERSでは、1月11日(金)18:30からおこなわれる試写会に5組10名様をご招待する。
Text by YANAKA Tomomi
国際派女優工藤夕貴とカナダの名優ガブリエル・アルカンがみせる大人の心の機微
今年のモントリオール世界映画祭で「世界に開かれた視点賞」「観客賞」を見事ダブル受賞した『カラカラ』。『Keiko』や『KAMATAKI-窯焚-』など、日本を舞台にした作品でも知られるカナダ出身のクロード・ガニオン監督が沖縄への深い思い入れをもとに、誰もが共感せずにはいられない人間ドラマを描いた。
主婦の純子役には『SAYURI』や『ラッシュアワー3』といった大作から相米慎二、ジム・ジャームッシュ作品まで国を超えた数かずの作品で圧倒的な存在感を放つ工藤夕貴。ピエール役には、フランス語圏のカナダ映画を中心に活躍し、カナダのアカデミー賞といわれるジニー賞を2度にわたって受賞している名優ガブリエル・アルカンが円熟した演技で繊細な大人の心の機微をみせる。
このほかにも芭蕉布の人間国宝平良敏子が本人役で出演を果たしているほか、サウンドトラックには石垣島出身で、現代の沖縄音楽シーンをリードする新良幸人が起用された。
境遇も性格もまったく異なるふたりの旅
カナダから気功のワークショップのために沖縄を訪れ、残りの1週間を気ままに旅するつもりの元大学教授のピエール(ガブリエル・アルカン)。那覇で道に迷ったところを助けれくれた主婦純子(工藤夕貴)に出会い、意気投合する。
“旅の思い出”で終わるはずだったふたりの関係。しかし、翌日夫と大喧嘩して家出してきた純子がピエールの旅に同行すると言い出したことから一転、境遇も性格もまったく異なるふたりの波乱に満ちた旅がはじまった。
親友をガンで亡くし、第2の人生の岐路に立つピエールと、夫婦生活に疑問を抱きはじめている純子。ふたりの間にはいつの間にか奇妙な友情が芽生え始めていた──。
空になると「カラカラ」と音を立てる泡盛の酒器の名から取られた映画『カラカラ』。人生に迷う大人たちの“心を満たす”ロードムービーだ。
『カラカラ』
試写会に5組10名様をご招待!
日程│2013年1月11日(金)
時間│18:00開場 18:30開映
会場│シネマート六本木
東京都港区六本木3-8-15
応募締切|12月21日(金/午前10時まで)
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『カラカラ』
2013年1月12日(土)から沖縄シネマQで先行上映、19日(土)から新宿ピカデリーほか全国ロードショー!
監督・脚本│クロード・ガニオン
出演│ガブリエル・アルカン、工藤夕貴、富田めぐみ、あったゆういち
配給│ククルビジョン、ビターズ・エンド
2012年/日本・カナダ正式共同製作/104分
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