MOVIE|第25回東京国際映画祭
MOVIE|第25回東京国際映画祭
世界各地の注目作が一堂に介する映画の祭典
東京国際映画祭(TIFF)は、1985年より幕を開けた、アジアで唯一の国際映画製作者連盟公認された映画祭。いよいよ今年で25回目を迎える。10月20日(土)から29日(月)まで9日間、六本木ヒルズにて開催される予定。世界各地の優秀作品を誰よりも早く鑑賞できる機会だ。
Text by Winsome Li (OPENERS)
アジア最大の映画フェス
TIFF (Tokyo International Film Festival) とは、日本で唯一の国際映画製作者連盟に公認された、国際規模の映画祭であり、アジアからヨーロッパまで世界中の注目を集めている。25回目という節目の年をあらたなるステージの出発点と捉え、原点に帰って「映画祭だからできること」を改めて問いかけることになった。映画業界内の交流促進だけではなく、文化、ビジネスなど異業種との接点、つまり、国境や世代に超えたあらたな機会をつくりだすステージと位置づけている。映画の力を多くの人びとに伝えていく映画祭を目指し、ジャンル別で6つの上映部門に設け、数かずの協賛企画、プレイベントを一挙に開催する予定。
公式オープニング作品は、『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』で。製作は『アバター』のジェームズ・キャメロン、監督は『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソン監督であり、期待の超大作が華やかに開幕を飾る。そして、公式クロージング作品は『人生の特等席』だ。自ら監督・主演を務めた『グラン・トリノ』以来、クリント・イーストウッドが4年振りの俳優復帰を果たした話題作だ。 この感動のヒューマンドラマが東京国際映画祭の最後を締める。
上映部門
コンペティション
世界中から応募作品が集まり、その中から厳選された15本を上映。最高賞には“東京サクラ グランプリ”が授与される。
特別招待作品
日本公開前の最新作をプレミア上映。エンタテインメント性の高い話題作が揃う。
アジアの風
現在世界の映画界でも、最も活気のあるアジア圏(中東地域を含む)で製作された作品の中から優れた作品を上映。
日本映画・ある視点
活況を呈している日本映画の中から、インディペンデント系の作品を中心に、ひときわ個性のきらめく新作を上映。
World Cinema
欧米を中心に世界各国の映画祭で話題になった作品、有名監督の日本未公開の貴重な作品ばかりを紹介。
natural TIFF
従来の「自然と人間の共生」を映し出し、かつ「自然と命」を意識させる微笑ましい映像など、さまざまなタイプの作品を網羅。
第25回東京国際映画祭
開催期間|10月20日(土)~10月28日(日)
会場|六本木ヒルズ(東京メトロ日比谷線/都営地下鉄大江戸線「六本木駅」)
Tel.03-5777-8600
http://www.tiff-jp.net