コンビニで知らぬ間に「エコ」や「サスティナブル」を実践、 画期的な新ブランド『Convenience Wear』の デザイナー・落合宏理さん|Convenience Wear
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2021年5月25日

コンビニで知らぬ間に「エコ」や「サスティナブル」を実践、 画期的な新ブランド『Convenience Wear』の デザイナー・落合宏理さん|Convenience Wear

Convenience Wear|コンビニエンス ウェア

『Convenience Wear』 デザイナー・落合宏理さんインタビュー

「ファミリーマート」の棚をおしゃれな空間に変えた新ブランド「Convenience Wear」はコンビニエンスストア(以下「コンビニ」と略)の常識を覆すコンセプトが魅力。コンビニらしからぬデザインもさることながら、その裏側には隠された環境問題への意識があった。

“自分を愛そう。いい素材、いい技術、いいデザイン。”

「ファミリーマート」の日用品の棚が明るく華やいで見えた。デザインを手掛けたのは人気ブランド「FACETASM(ファセッタズム)」のデザイナー・落合宏理さん。今までのコンビニに並んでいたソックスや下着とはまったく印象が違うデザインに込めた思いとは何か?スタートの経緯などを伺った。
「ファミリーマート」の新しい衣料品ブランド、「Convenience Wear」のクリエイティブ・ディレクターとなった落合さんが抱くブランドのコンセプトは、 “自分を愛そう。いい素材、いい技術、いいデザイン。”だという。
もともと「FACETASM」というブランドは、自分たちのクリエーションやデザインが好きなコアなファン層に向けていたので、ある程度好き勝手にやってこられたそうだ。その意識を変えるきっかけになったのは、2016年のリオオリンピックとパラリンピックの閉会式に参加したことだった。世界中の何十億といった人たちに見せる仕事をして、「FACETASM」のコアなファンに向けるのと同じ熱量で、大多数の方たちに見せるクリエーションも、ファッションデザイナーとしてやるべきことだと考えるように。
そんなときにファミリーマートと縁があって、このプロジェクトが始まった。新しい分野へ足を踏み出させたのは、澤田副会長とのやり取りだった。
「コンビニでおにぎりが売られたとき、最初は否定的だった。それがいつの間にか、ライフスタイルに定着した。コーヒーも最初は否定的だったとしても、本当に美味しいコーヒーが生まれて、今ではみんなが朝買っていく。その中で、次は下着などの日用品をコンビニで作りたい」。澤田さんのこの言葉に感銘を受け、シンプルに面白い、自分もその一員として、参加していきたい、それが「Convenience Wear」のスタートだった。
確かにコンビニでおにぎりが売られた当初は違和感や、コンビニのコーヒーの味に懐疑的な見方があった。しかし、おにぎりは日常に欠かせないものとなり、コーヒーの味はどんどん進化していることも事実。こうした常識からの転換、つまりはコロンブスの卵的なところから始めたことになる。
「ただブランドを立ち上げるだけではなく、今回は日本全国で売れるものに仕立てていかなければいけないという重要なミッションだったわけです」と、落合さんは笑う。ブランド名からパッケージ開発、材料開発、ブランディングのすべてに携わり、すごく勉強になったという。ものづくりとしてだけではなく、コンビニ市場の現状を学べたのはまさに「青天の霹靂」とも言えるほどだったそう。

コンビニは1日1500万人が利用する巨大メディアだった!

今やコンビニは本当になくてはならない存在だ。誰もが利用できる家庭の台所であり、日用品を揃える場であり、公共料金も払えて、役所の機能まで果たしている。
落合さんの出身は東京の板橋。今も東京に住み、ほとんど毎日一回は行くので東京のコンビニのことはなんとなくわかっていたつもりでいた。ところが、地方のコンビニの状況はまったくわかっていなかったという。今回ブランド化をするにあたり、フェーズ1、フェーズ2、全国展開という道のりだったのだが、まずフェーズ1は、大阪の150店舗。その後に成果が出て、フェーズ2で関西地区2,700店舗という具合に広がった。このフェーズ2ですでに全国展開している大手の衣料品の店舗数より多いという。コンビニが持つ意義の大きさが、数の上でも感じさせられることになる。
「地方におけるコンビニは、よりその側面が強いと感じました。たとえば都会のコンビニだと店員さんとのコミュニケーションは最低限ですが、地方に行くと地元の方々と会話しているんですね」。そうした地方のコンビニから都会のコンビニまで合わせて、全国約1万6,600店舗で「Convenience Wear」は展開されている。このスケール感は、服のディレクションをする上であり得ない数。年間での利用者数は50億人。1日約1500万の人がファミリーマートを利用している計算になるのだ。
そんな50億人利用するコンビニに対して、落合さんが意識したこととは。
インタビュー全文はこちらのサイトEQUALLYBEAUTIFULにて御確認いただきたい。
                      
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