日本で唯一、世界レベルのテニスが繰り広げられた、 楽天ジャパン・オープンテニス2022の凄さと試みとは|RAKUTEN
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2022年11月8日

日本で唯一、世界レベルのテニスが繰り広げられた、 楽天ジャパン・オープンテニス2022の凄さと試みとは|RAKUTEN

RAKUTEN|楽天

スポーツ大会は、未来のために何ができるだろう

有明で開かれた『楽天ジャパン・オープンテニス・チャンピオンシップ2022』。実に3年ぶりの開催となっただけでなく、この楽天オープンテニス2022」は大会グレードも高く(ATP500)、No.2のルード選手、ウィンブルドン準優勝のニック・キリオス選手など世界からトップクラスの選手が集まり、本気の試合が繰り広げられた。

Text by NAGASAKI Yoshitsugu

森に囲まれた会場で、3年ぶりに選手たちが集結

会場となる有明テニスの森公園は東京オリンピック2020での整備を経て、世界でも有数のコート設備となっただけでなく、その名の通り森に囲まれた類稀な環境の会場と言っても良いだろう。
この大会のメインスポンサーとなった楽天は、「スポーツの未来を共に創ろう」という企業創立25周年の企業メッセージを掲げ、スポーツ大会の新しい在り方を模索するとともに、大会運営の中にも環境に配慮した様々な取り組みをおこなったという。
参加したトップ選手からもこの大会のコンセプトへの賛同メッセージが聞かれた。レセプションの会場での短いインタビューにも快く答えていただいた。
ナンバー1シードのカスパー・ルード選手は環境意識の高いノルウェー出身らしく「この大会は、地球の未来のことを考えた運営をしていてすばらしく、参加できて嬉しい。テニス界でも若い世代が育っており、テニスの未来も明るいと思う」。
トップシードの選手たち、チョリッチ選手やシャポバロフ選手、デミノー選手たちも環境への賛同を表明し、また口を揃えてスポーツの未来に関しては「特にテニスは若い選手たちの活躍が顕著になって、自分達も含めてさらに発展していくだろう」と明るい未来を描いている。
センターコートの熱戦と同時にこの大会に参加することでつながる未来と、環境に対する取り組みを様々なシーンで実感した。

森の中のメッセージボードは3Dで広がっていく

センターコートでの熱戦の合間に有明コロシアムの中には様々なテニス関係の出展やブースが登場していた。
そんな中でも目を引いたのが、エントランス横に設置された巨大なメッセージボード。これは3Dを駆使した『FOREST of WISH by Rakuten』と呼ばれ、3Dアニメーション上に選手への応援メッセージやスポーツへの想い、環境へのアイデアなどなど様々なメッセージを送れるコンテンツ。コロシアム全体と森の中に自分のメッセージが木や動物と共に現れてくる。いろいろな気持ちや想いが一つの空間で結ばれて新たなコミュニケーションが生まれる感覚だ。
その中には、国枝選手や錦織選手なども「選手が思う、より良い未来」メッセージと共に登場する。
操作も簡単で、会場では老若男女を問わず思い思いのメッセージを送っている姿が微笑ましくもあり、環境やサステナブルへの関心の高さをリアルに実感できた。

大事なことは何か?資源とごみの関係性を新しく創る試みとは

会場のレストスペースの脇の何ヵ所かに<ECO STATION by Rakuten>と名付けられたブースがある。一見すると単なるごみ捨て場ではあるが、細かく分別されたごみ回収のBOXが並べられている。色とりどりのBOXだが、実はこの<ECO STATION by Rakuten>は、ただのごみ分別のお願いではない。ここで集められたごみは、一旦会場裏の収集処に運ばれ、それぞれ分別ごとに計量され、クラウド上にその情報は集められる。
これは何を意味するのか?ごみを捨てる側ではなく、これから再利用する側への資源としてのごみのボリュームをダイレクトに伝えることができるシステムなのだ。
例えばペットボトルなどは分かりやすく再生業者によって再利用されるだろう。画期的と言えるのは生ごみで、これはバイオガスの材料として利用され残った残渣も肥料などに転用されるというほぼ完全なリサイクルモデルが実現される。会場で使用される弁当袋も、こうした試みから生まれた「POOL樹脂」で作られている。
要するに、会場で生まれたごみたちも、再利用する立場からすると重要な資源となるということ。このシステムはレコテック社が提供する「POOL」と呼ばれる資源循環プラットフォームであり、楽天が新たなイベントでのサステナブルな資源循環を生むために取り入れたものだ。

楽天オープンから始まるイベントの新しいカタチと未来

楽天は今回のテニスだけでなく、野球、サッカーから音楽イベントなど実に多くのイベントのスポンサードを行なっている(というか主催者でもある)。この様々なイベントの“場”で、資源の循環を目指そうというのが新たなミッションになっているようだ。今回のPOOLを駆使したごみの再利用だけでなく、会場全体の電気使用に関しても楽天エナジーがオフセット(=カーボン・オフセットによるCO2排出ゼロを目指す試み)を行なっている。
ごみ、電力、会場設営に関わる様々な要件=イベントのために調達された資源から循環可能な資源を取り出し、廃棄物を極力少なくしていこうという試みを<サーキュラリティ評価>ですべて可視化していこうという試みも行われる。
これはある意味、画期的な話でこれまで蔑ろにされてきたイベントでの資源のその先までもが、一つのイベントの流れとなるということだ。
世界的にも注目を集めるサーキュラリティ評価を楽天という会社がどう活用していくのか。それによってこれからの日本でのイベントのあり方も変わってくるのかもしれない。
さらに、楽天オープン2022ではグリーンチケットという試みがある。これは楽天が目指すサステナブルな大会運営をサポートするというチケット。前述の様々な試みのバックアップに充てられるのだ。500円というワンコインでの参加でSDGsな大会の一員となるという極めてシンプルな試みだ。

エスコートキッズたちも楽天オープンの一員

楽天オープンテニスのシングルス準決勝、車いすテニス決勝の試合開始の際に選手を会場に案内する係に選ばれた子どもたち=エスコートキッズたち。彼らは小児がんの治療を経験した、勇気あるキッズたちだ。さらにシングルス準決勝では、試合のサービスorレシーブを選択する重要なコイントスも同じくがん罹患経験のあるキッズが行う。このキッズたちは、楽天のもう一つの注目事業を行う『楽天メディカル』からの招待としてこの大役に挑戦した。
エスコートキッズの登場を通じて、楽天と楽天メディカルのがん克服への願いを来場者の方々と共有したいという考えからで本イベントは実施された。楽天メディカルは、楽天の関わるサッカーや野球の試合でも様々な形で疾患啓発活動を行っている。
この楽天メディカルは、、咽頭がんや喉頭がん、口腔がんなどの頭頸部がんに対する、光と薬剤を組み合わせた治療法の提供や研究開発を行なっている。今回小児がんを罹患経験のある子どもたちがエスコートキッズとしてし、大舞台へと登場したことで、誰もがスポーツを楽しむことができる未来へのメッセージとなった。
「すごく緊張したけれど、楽しかった!」そう語るキッズたちの姿は、今まさに治療中の子どもたちにとっても励みや支えになるのではないだろうか。
素材提供;楽天
問い合わせ先

楽天オープン スポーツの未来を共に創ろう
https://corp.rakuten.co.jp/event/betterfuturetogether/rakutenopen/?scid=wi_opn_fowbnr0921

                      
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